4章 マーケティング序論 058. マーケティングの全体像 その1
仮説は仮の姿をした答えや理論で、ストーリーは検証された仮説の断片が繋ぎ合わされ人々に理解されるまでに形づくられたもの
マーケティングのフローにはマーケティングプロセス、5つの必須フレームワーク、仮説のプロセスという3つのフローがある。
マーケティングプロセスの想像段階では5つの必須フレームワークを用いて仮説(MPO、分析、戦略など)を思い描く。
こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。
前回は、三現主義という日本の企業文化、というテーマについて述べた。
今回は、マーケティングの全体像とその流れについて述べたい。それなりの文字数が求められるため、今回と次回、2回にわけて説明する。
本稿では、これまで繰り返しマーケティングのプロセスについて説明してきた。マーケティングのプロセスとは「ターゲットへ価値を届けるため、仮説を描き(想像)、ストーリーとして形づくり(構想)、そのストーリーを実行すること(創出)」である。
想像(imagine)・構想(shape)・創出(originate)、これら3つの頭文字をとってISOという語呂で覚えてもらいたい。
想像と構想をあわせてストーリーづくりと呼んでいる。想像と構想の違いは想像がブレインストーミングのように果てしなく広がっていく方向であるのに対し、構想はちらばった仮説の断片をまとめて目に見える形に落とし込むことを指す。
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