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9章 フレームワーク4P  115. プル戦略とプッシュ戦略


  • プル戦略は顧客から企業に対して積極的に買いたいといってもらえるよう引き込む戦略で、一方のプッシュ戦略は企業が顧客に積極的に働きかける押しの戦略。

  • 顧客からのブランドへの認知度が高い、製品が理解しやすい、競合との差別化が明確、などの際にはプル戦略が有効。

  • 顧客からのブランドの認知度が低い、説明を加えないと製品理解が難しい、競合との差別化が不明確、などの場合にはプッシュ戦略が必要。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、販促戦略における「いつ(When)」にかかわる、カスタマージャーニーについて述べた。

今回は、販促戦略における「どこ(Where)」と「どのように(How)」にかかわる、プル(Pull)戦略とプッシュ(Push)戦略というテーマについて述べたい。

プル戦略・プッシュ戦略ともに販促戦略の一類型である。

駆け引きで、「押してだめなら引いてみろ」という言葉があるのと同様、販促戦略でも引いたり押したりとあの手この手を使って顧客に購買を促す方法を考えることになる。

どちらも読んで字の如くであるが、プル戦略とは、顧客から企業に対して積極的に買いたいといってもらえるよう引き込む戦略のこと。一般的にプル戦略は大多数の人々を対象に行われる。

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