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8章 フレームワークSTP  088. イノベーター理論


  • イノベーター理論:新しいものや考え方がどのようにして世の中に普及するかを可視化および予測することを目的として生み出された理論。

  • グループ割合:イノベーター(2.5%)、アーリーアダプター(13.5%)、アーリーマジョリティ(34%)、レイトマジョリティ(34%)、ラガード(16%)

  • それぞれの顧客グループの割合の理論値がすでに存在し、それぞれの顧客グループのプロファイルがある程度定型化されている。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、顧客グループのプロファイル化について述べた。

今回は、イノベーター理論について述べたい。

イノベーター理論(Diffusion of innovations theory)と呼ばれるマーケティング理論を耳にしたことがあるだろうか。アメリカの社会学者、エベレット・M・ロジャーズ(Everett M. Rogers、1931-2004年)によって1962年に発表された理論である。

いまから50年以上前に提唱された考え方ではあるが、いまも現役で活躍している名理論のひとつである。元々は新しいものや新しい考え方がどのようにして世の中に普及するか、を可視化および予測することを目的として生み出された理論である。

つまり、セグメンテーションのために編み出された理論ではない。とはいえ、この理論をセグメンテーションのひとつの切り口として活用することができる。

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