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4章 マーケティング序論  053. 魅力は伝えないと伝わらない


  • 日本の製造業にとにかく足りていないのが顧客に価値を知らしめること。

  • マーケティングという言葉が当たり前に使われるようになったのは積極的に魅力を伝えることの重要性が認知されたことによる結果だろう。

  • グローバルにおけるコミュニケーションでは話し手に伝える義務がある。



こんにちは、マーケティングデザイナーの藤郷かつらです。

前回は、いまもマーケットは満たされていない、というテーマについて述べた。

今回は、魅力は伝えないと伝わらない、というテーマについて述べたい。

「魅力は伝えないと伝わらない」。ごく当たり前の話だ。繰り返し伝えないと魅力は伝わらない。しかも1対1で伝えたとしても、繰り返し伝えたとしてもなかなか伝わらない。あなた本人は伝えたつもりでも、多くの場合ほとんど伝わっていない。そういうものだ。

まだ1対1ならば、分かり合えなければお互いに理解し合うように努めることもできるだろう。

しかし、1対複数、つまり、あなたが不特定多数の顧客に対してなにかを伝えようとしたらどうだろうか。あなたが不特定多数の顧客とお互いを理解し合う機会などあるものだろうか。そのような機会はかなり限定的である。

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