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三流のすすめ 安田登。


安田さんが何者なのかはよく分からないままなのですけど、ひとまず著書の大ファンでございます。

こないだ個展に寄せてもらった昇平くんのお勧めで読んだ一冊。


もう何年前かな?



最初はKindleで買ったんですけど、面白すぎてピンポイントで読みたくなる事が書いてる本は、また紙で買い直しますしコチラは買い直しました。


でも、なんとなくフワフワしてる理解度でした。

その後も、2.3冊購入したんですけど。


これが進まなくて…( ´•ω•` )


何故だろう、、、と思ってたんですけど。

こないだ昇平くんとお話してたら「編集」の違いやろうって言ってました。なるほど、、、
そんな事もあるのか、、、


そんな安田さんの本が最近出てたのは知ってたんです。
Twitterで見かけてて。
そして皆さんのつぶやき読んでても読んでみたい!って思ってたんです。

ただ、今月ちょっと物入りやったので、カードの切りかえ過ぎてから買おうとしてたんです(セコい)


そしたら神のメッセンジャーが届きます、、、

「読む?」

って。

読む読む読む読むよむよむよむよむ!!!


ノコノコと、ついこないだ行ったばかりのライト商會へ。


さっそく言われたのが
「これは桂にぴったり」との事。

こないだめちゃ色々話してもらったんですけど、その時言ってたわたしの行き詰まってる事の全ての解決策が書いてると。

実際、読み始めながら涙が出そうでした(実際泣く)
嬉しかったり驚いたり驚嘆したり納得したり共感したり。

行儀の悪い読み方ですみまてん。



この本のタイトルになってる「三流」とは。

まず最初にその定義が出てきます。

ググるとこうです。


でも本来、三国志に出てくる魏の国の劉劭が書いた「人物志」では

「いろいろなことをする人(多流)」

の意味でとらえられていると。


この人物志では更に一流とは「一つのことの専門家」
二流は「二つのことの専門家」という意味で使われるようです。


その上で、著者の劉劭は一流のひとや二流の人に国を任せてはいけないと記してるようです。
もう、、、冒頭からおもろい、、、


安田さんは、この本を読んで欲しい人、読む必要のない人を最初に書いてくれてます。

我慢して読むと腹立つよって(笑)

一流をめざさないほうがいい人がいるよって。


・目があっちいったりこっちいったりする人。
心の声→🙋‍♀️\ハーイ/

・じっと我慢する堪え性のない人。
心の声→🙋‍♀️\ハーイ/

こーゆー人は幼い頃はかなり楽しい日々を過ごすと。
わくわく生き生きしてるんですが、いつの日か同じことをしてると周りから浮いてきて社会不適合者になってしまっていると。


一流の人とは、天賦の才脳を持つ人だけではなく、ひとつの事をずっと続けていける人も一流を目指せるのだそう。

何十年も同じ仕事や趣味ができて没頭できる人。
何時間も同じ作業をしてられる人。
「俺はこれだけしかできない」という頑固なラーメン屋さんとか。


でも、このひと握りの一流人の他はみんな負け組なんか?と。

負けないために、堪え性も天賦の才もない人が一流を目指すことは悲劇であると。


そういう話の流れを踏まえて。

本が始まります。


素晴らしき三流人への道を、色々書いてくれてるのですけど。

ほんとに自分とリンクする所が多すぎてビビりました。


目標がない、という事も。

かつて経営者だった頃、人生思いつきで生きてきたワタクシ。
経営のケの字もわかりません。
美容室経営のセミナーをしてくれる人達とネットで出逢え、それから足繁く通うんですけど。

立ちはだかるんですよ。
「逆算的思考」が。

つまり、ゴールがないと逆算できんではないですか……

本気でゴールが分からなすぎて、ひとり瓜生野のお店で夜シクシク泣いてました(実話)


でもあの当時は全く自分のこと分析もできないし。
全く頭で分かってなくても、教えたもらった通りにとりあえずやっていった感じでした。

おかげさまで、自分一人なら一生見ること無かったやろーなって数字も見れました。


そして今のわたしがいるんですけど。

この、勉強嫌いすぎるわたしが。


そんなわたしだからこそ、三流を目指せるのかもしれんって思える内容が書いてあって。

丁寧に、やり方まで(笑)


あと、キーワードとして

「自我の気薄さ」

ってゆーのも、ぉぉぉぉぉぉ、、、、って震えました。


これはわたし自身、ほんと最近気付いた自分の特性なんですけどね。

わたし、自分の為に色々するのが苦手(めんどくさい)様なんです。

身体のお手入れなんかも、分かっちゃいるけどめんどくさい。

商品としてお客様に責任をもって販売する!!とかゆー大義名分がないと、ちゃんとできないんです。

料理もそう。
誰かの為に作るのは楽しいけど自分一人だと平気でカップラーメン食べ出す、、、(ダメ絶対)


これって、、自我の気薄とゆー言葉に当てはまるんかなーと。


そして安田さんの本の魅力は、文字(漢字)を遡って意味を掘っていく記述。


孔子の言葉に

「四十にして惑わず」

という言葉があります。
ググると、こーでます。



でも、安田さんによると、孔子の時代には、まだ「惑」の字の中の「心」はついてないとの事。

「或」 この字は「区切る」という意味だそうで。


そうやって漢字の意味を改めて考えてみると、、、

「四十にして区切らず」


となると。


40を過ぎてやっと自分のことがわかり始めた時、どれだけ柔軟に様々な考えを取り入れていけるか。

ということなのではないか。と。



そして、三流の人は一流の人と違って、一回で出来ることは少ない。

なので、人が1回で出来ることを10回でも100回でもする必要がある訳です。

ただ、これを努力でしてはいけないと。

苦痛の上で成り立つ努力と成果では、所詮あとが続かないって。

なので、同じ100回繰り返すための「自分が楽しめるアプローチ」を探すことに時間を費やしましょ!

って。


もー、この辺でシクシク泣きましたwww


いま、わたしも漢方の勉強はひたすら苦痛です、、

でも身近な人の役に立つと思うと、少し面持ちが違ってくる。

そんなことを昇平くんにも教えてもらいました。


そんな話をしてもらった後で読んだから、ほんとに心に届きまくったー、、、



今日、8/15は昇平くんの個展の最終日で、なんと安田さんが来場されてイベントがあるってチラシに載ってたんです!!!

なので、めちゃめちゃ行きたかったんですが都合が合わず…


でも、この日に合わせて行ってたら。
100%昇平くんとあんな長い時間喋れんかったはずです。

そーなると、この本をこんなに深く読み込めなかったかもしれん。


なので。

わたしにとっては本当に本当に、運が良かった流れやったと思います。


あの日を境に、わたしの中で新しい灯がともりました。


それに向けて、色々買いました(笑)

本にでてきた、安田さんの著書も買いました!
これも偶然すぎるワードが同時期にリンクしまして鳥肌立って思わず買っちゃった。



読みながら、わたしの周りには、、

なんと三流の人たちが溢れてることか。

思い浮かべただけでも数人に絶対勧めようと固く心に誓ってます。



昇平くん、色々ありがとう!



かつらこ。




念願の蟹に座れてご満悦☺️🦀

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