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ありがとう、ゾンビ。

だいぶ足腰が弱ってきたんや。

実家の両親との昼休み電話(下記ツイート参照)で、そんな話になったのは、まだ桜の花が咲いていたころでした。

そこで、両親におすすめしたのが「ゾンビ体操」(以下、ゾンビ)です。
テレビなどで何度も取り上げられているのでご存知の方も多いと思います。

この体操は、医師の池谷敏郎先生が考案した体操で、ひとことで言うと「室内でできるその場ジョギング」です。

【ゾンビ体操】一緒にやってみよう!

→ タイマーをセットしなくても動画だけで体操できるので、とても便利です。
池谷先生と一緒に体操しながら、具体的な身体の動かし方や1日どのくらいすれば良いかを学べる、スグレモノ動画です。私も毎日、この動画でゾンビしてます。

【ゾンビ体操】何に効くの!?ポイント解説


→ この体操がどんな人にオススメなのかを、池谷先生が医学的に解説されている動画です。

ここから先は、身体を動かすのが億劫な両親が、ゾンビとの出会いでどんな風に変化したかをご紹介したいと思います。


ゾンビとの出会い

両親は仕事をリタイアしてもう数年になりますが、もともと積極的に外出する2人では無く、「仕事辞めたらどうしようかなぁ」と言っていました。
そして、昨年からは外出自粛により、活動量の減少がより加速した感じになっています。

私は「これはヤバイなー」と思いました。
というのも、だいぶ前に旅立った私の祖母は、少し足をケガしたのがキッカケで認知症になり、寝たきりになってしまったので、その記憶が蘇ってきました。

もちろん両親も祖母の介護でいろいろと思うところがあったようで、運動不足を解消したり、鍛える必要性は感じています。
「足腰のケガと病気は気をつけないとねー」と互いに声を掛け合っています。

「健康に気をつける」とはいえ、両親にはこれといって趣味のスポーツもないので、外出するとしたら買い物くらい。

私が近くに住んでいたら、何か一緒に始めようと誘えたら良いのですが、私の住まいと両親の住む実家は、電車でだいたい2時間コースの距離感なのです。

そういうちょっと離れた息子が「ウォーキングとか始めたら?」と勧めてみても、説得力に乏しく、両親の気持ちはなかなか動かないんですよね。(私のプレゼンがヘタなのもありますが)

さらに外出できない理由は増えます。

梅雨の時期でもあり、ゲリラ雷雨がこわい。
夏は熱中症に気をつけないといけない。
よろめいたらケガするかもしれない。

このように高齢の両親には、不安要素がたくさんあり、なかなか新しいことを始めるにはハードルが高かったりします。

だからといって、ずっと家にいたら、足腰が弱って動けなくなるかもしれないという不安も湧き上がってきます。

幸いなことに、大きな病気も無いので、元気なうちに少しずつ鍛えて、もう少し長生きしたい。

そして、両親にとっての子(私)や孫も、できるだけ元気で長生きしてほしいと思っている。

そこで、YouTubeで簡単な体操をするくらいだったらどうかな?と紹介したのが「ゾンビ体操」でした。
家でいつでも好きなときに、低めの負荷で身体を動かせるので、前出のような不安要素がほとんどないんです。


ゾンビとは、その後どうなった?

両親の話では、私の予想を超えて、楽しく体操しているようです。

体調によって、1回だけ体操する日もあれば、調子が良ければ3回することもあるといいます。

池谷先生によると、約5分のゾンビ体操を3回やれば、30分ウォーキングをしたのと同じくらいの運度に匹敵するらしいので、かなり良い運動になっているようです。

先日は徒歩で30分くらいかかるお店に、夫婦で歩いて行ってみたらしいです。
ちょっとずつ、活動量が増えているようで、良かったなぁと思います。

とはいえ、ヒザや腰が痛いなど、調子の悪い日もあるようで、そんな日は池谷先生の「そわそわ体操」をしているそうです。

座ったままできる体操なので、足腰に痛みのある方や、ゾンビ体操が少し厳しい方にはこの体操もおすすめです。

ありがとう、ゾンビ。
ありがとう、池谷先生。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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