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テレワーク時代に「思いのこもった」報連相がしたい人におすすめの本

今日、一冊の本が届きました。
小澤美佳さん(noteTwitter)の新刊「テキストコミュニケーション力の基本」です。

小澤さんは、以前からTwitterやnote、voicyで広報やコミュニケーションについて学びの深い発信をされていて、師と仰ぐ方の一人です。新刊を上梓されたとうかがい、予約した本が届く日を心待ちにしていました。

そして、届いた日に一気読みして、思いが熱いうちに一番搾りのレビューをお届けしたいと思い、書いたのが、今週の週刊カツオ113号です。

この本は、LINEやSlackなどのチャットでのやり取りについての具体的なtipsが満載です。良い例と悪い例が図示され、イメージしやすい構成になっていて、短い言葉で思いを伝える基本が分かりやすく学べます。

"言葉は「鋭く冷たい刃」にも「包み込むあたたかい衣にもなる"
この本でトライアンドエラーを重ねて、あたたかい衣を織る言葉を紡げるようになりたいです。

テレワークで主流となったLINEやSlack、Teamsなどのチャットツールは、タイムリーなテキストのやり取りが主流なので、同じ文字のやり取りではあるものの、メールとはお作法が異なります。

この本は、いかに思いを伝えるか、円滑な人間関係を築くか、ということに主眼をおき、文字や絵文字を駆使するtipsも数多く掲載されています。

例えば、デジタルネイティブ世代(若手や私の子の世代)と、非デジタルネイティブ世代(私はこの世代)の世代間ギャップにも言及されていて、互いに理解して歩み寄る大切さを感じます。

本書のサブタイトル「誤解なくニュアンスまで伝わる77のルール」とあるように、ルールの一つ一つは対面コミュニケーションのコツでもあり、当然ながらベテラン社会人であれば、日頃から心がけている内容も多くあると思います。

その中でも、本書が特徴的なのは、ほぼ文字だけで表現するという制約の中で、どれだけリアルに近い表現力を発揮できるか?という知恵と技を授けてくれる点です。

本書のコミュニケーションの根底にあるのは、姿の見えない相手を思いやる大切さです。
なかなか言葉にすることが難しい「気配り」「思いやり」を正確に伝えるスキルが身につけられたら、対面・テレワークを問わず、仕事の世界が大きく広がるのではないかと思います。

メールや報連相のノウハウを解説した本は多くありますが、テキストコミュニケーションに絞って解説されている本はなかなか無く、テレワーク時代に生きる私たちにとって、生きる知恵が詰まった一冊だと思います。

以上、小澤美佳さん著「テキストコミュニケーション力の基本」の一番搾りレビューでした。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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