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不満に価値あり

唐突ですが、粘着テープってハサミにくっつきますよね。個人的に、とても面倒です。

3月は引っ越しの季節。
辞令が出る会社も多く、急な荷造りが必要になる方も多いと思います。

ダンボールを梱包するとき、ガムテープなどの粘着テープをハサミで切りますが、ガムテープが刃にくっついてしまうことが多々あります。

私も粘着テープを切るときは刃について不便だなぁ、でも仕方ないなぁと思っていました。

しかし、日本の技術はスゴイ。
なんと、テープがくっつかないハサミが開発されているんです。

こちらの動画をご覧ください。↓↓↓
(林刃物株式会社さんのYouTubeより)

そのハサミの名は「パーフェクトバリア」。
名前の通り、特殊なコーティングで刃先まで完璧なバリアされているので、刃に粘着テープを寄せつけず、どれだけテープを切っても、素晴らしい切れ味がずっと続く高性能ハサミなのです。

「細部に神は宿る」と言いますが、テープを切って梱包するという地道な作業に、引っ越しのストレスは潜んでいます。
これまで何度も引っ越しをしてきた私ですが、優れたアイテムによるストレス軽減は、値段以上の価値を生むと思います。

週刊カツオ111号でご紹介した、リハビリ手袋「にぎるくん」も、今まで世の中に無かったので、メーカーの株式会社三笠さんには、リハビリ中の患者さんやそのご家族から、たくさんの問合せが寄せられているそうです。

つまり、パーフェクトバリアも、にぎるくんも、多くの人の「こんなのがあったら良いな」を実用化した事例だと思います。

このような視点を持ち、粘り強く開発されたメーカーさんに敬服します。

まさに、不満に価値あり。
ここに、成功へのヒントが隠れていると思います。

不満を感じたときに「不満だ、不便だ」と文句を言うばかりでなく、「どうやったら不満や不便を解消できるのだろう?」と、前向きな視点を持つことが、解決への一歩なのだと思います。

できない言い訳を言っても変わらない。
できるにはどうすれば良いか考えよう。

私は自分に言い聞かせるように、職場でもチームの皆に日頃から伝えています。

不満を感じたら、些細なことでもメモする。
苦情を受けたら、イヤな気分でもメモする。
不満に価値あり。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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