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親子で楽しめる「うんこお金ドリル」 - 週刊カツオ #12

こんにちは。
こう見えて、実は教育学部出身の元広報パーソン、カツオです。
(「こう見えて」って、どう見えているのか…青い魚に見えてますよね、たぶん)

ゆえに、学生の頃から、子どもたちに訴求力が高いコンテンツには注目していますが、最近、興味深い報道発表を発見しました。

それは、金融庁から令和3年3月18日付けで報道発表された、小学生向けコンテンツ「うんこお金ドリル」の公表について です。

お堅いイメージの金融庁のサイトに「うんこ」という文字列がある時点で、目を疑います。
シンジラレナーイ。
でも、これは事実なのです。

日本一楽しいお金ドリル「うんこお金ドリル」

それでは、全国のうんこファンの皆さま、お待たせしました。
日本一楽しいお金ドリル「うんこお金ドリル」はこちらです↓

いい年したオッサンの私、カツオですが、かの有名な「うんこ漢字ドリル」は発表当時衝撃を受けました。
おすすめし過ぎて、自分の子どもたちに引かれた経験があります。

今や、うんこドリルは漢字にとどまらず、算数や英語にまで勢力を広げています。
単語の例文にすべて「うんこ」が入っている、『小学うんこ英単語1500』などはその極みですね。

さて、「うんこお金ドリル」の話に戻ります。
(それにしても、このnoteは何回「うんこ」って書けば気が済むんだ 笑)

うんこお金ドリルの「もんだい」には、なかなか秀逸な選択肢があります。

たとえば、「友達の親の車に傷をつけてしまった。どうすればいい?」という問題。
4つの選択肢の中に、
「傷口にうんこをぬってかくす」
という衝撃の回答が。

もう、選ばずにはいられない…

他の問題も、なかなか味わい深い(!)選択肢が用意されています。選んだらアカンのはわかってるのに、つい選んでしまう。作った人の策略にハマりながら、金融庁から子どもたちへの、お金にまつわるメッセージを受け取ることができます。

ログインなどは不要で、気楽にドリルを楽しめますので、良かったら一度お試しください。

各省庁の子ども向けコンテンツ

実は、金融庁の他にも、各省庁で子ども向けのコンテンツがたくさん作られています。
政府広報オンラインには、「キッズページリンク集」があります。

このリンク集の中から、興味深いコンテンツを3つ、ご紹介します。

◇金融庁 カネールのKIN☆YOUランド

上記「うんこお金ドリル」と同様に金融庁の子ども向けコンテンツ。こちらは、2017年公開で、金融にまつわるゲームやクイズが楽しめます。
「ゲーム☆金融カルタ」は想像以上に難しく、結構お手付きしてしまいました。

◇首相官邸きっず「歴代総理大臣クイズ」

チャレンジしてみると、なかなか難しい。
最も若くして総理大臣になったあの方は、就任時44歳だったなんて、知りませんでした。

◇かいけいけんさいん きっずページ「数あてクイズ」

「国のお金の警察」のようなイメージがある会計検査院ですが、「かいけいけんさいん」と平仮名表記にするなど、できる限りの親しみやすさを追求した、子ども向けページを公開されています。
大人でも詳しく知らない会計検査院のお仕事を気楽に知ることができます。

各省庁の広報関係の担当者の方が苦心して作った様子が伺い知れる上記のWebサイトはどれも、親子で学ぶにはちょうどいい感じの学習コンテンツだと思います。

子ども向けコンテンツは作るのが難しい!?

元広報担当者として、公式サイトの子ども向けコンテンツは、なかなか難易度の高い仕事だと感じています。
広報担当者の腕の見せ所とはいえ、自分の会社や組織の役割や仕事内容を、初めて見聞きする方や子どもたちに対してわかりやすく説明し、理解を深めて親しみを感じてもらえる企画を実現するのは至難の業です。

つまり、難しいことや、学校でもなかなか十分に教えないことを、わかりやすく噛み砕いて、なおかつ楽しめる内容に仕上げるのは、なかなか骨が折れる仕事ではないかと推測します。
時には「省庁」というイメージを破ってでも、子どもたちへの浸透力を優先するという勇気ある決断まで求められるなんて、本当にお疲れ様です。

私の推測は想像の範疇を超えませんが、企業や組織が自分たちの仕事を社会に認知してもらうには多様な手段があり、外には言えない様々な苦労があると思うのです。

というわけで、
「うんこに税金使ってどうするんだ!」
などと堅いことは言わず、週末にご家庭でも、子ども向けコンテンツにちょこっとアクセスしてみるというのは、いかがでしょうか。

我が家では、この春、子ども向けコンテンツをきっかけに、親子で共に学ぶ時間を作っていこうかなと思っています。
その時、「うんこお金ドリル」を子どもたちに勧めすぎないように気をつけながら(笑)、子どもの興味に乗っかって、私も先入観をもたずに新しいことを知っていきたいと思います。

今回もお読みいただき、ありがとうございました。

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