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性格構造論「ジョハリの窓」

心理学は、相手の心を見通すためのものではなく、相手の心を知って自己認知を深めるためのものであってほしいです。

ジョハリの窓とは、アメリカの心理学者ジョー・ルフトとハリー・イングラムが共同で開発した性格構造論です。二人の名前をとって「ジョハリの窓」と名付けられました。他者との関係から自分への気づきを促して、コミュニケーションの進め方を模索するためのツールとして広まった心理学モデルです。

「開放の窓」
 自分も他人も知っている自己のことです。開放の窓が大きくなることで、相手に対する親近感や信頼感が高まり、コミュニケーションが円滑になります。
 私のセッションでは、信頼関係(パートナーシップ)のことを指します。

「秘密の窓」
 自分だけが知っていて、他者にはまだ知られていない自己のことです。秘密の窓が大きいとは「隠し事が多い、心を打ち明けていない」状態です。秘密の窓が小さいとは「ありのままの自分を見せている」状態です。秘密の窓が小さくなると開放の窓が大きくなり、コミュニケーションが円滑になります。
 セッションで、自分で話したことを聴くことで思考が整理されたり気づきが起こることがある「オートクライン効果」が発揮されます。

「盲点の窓」
 他者は知っているが、自分では気づいていない自己のことです。盲点の窓が大きいとは「自分のことは分かっているという思い込みから気づきが少ない」状態です。盲点の窓が小さいとは「人の話しを聴いて何か気づきを得ようとしている」状態です。盲点の窓が小さくなると開放の窓が大きくなり、
コミュニケーションが円滑になります。
 セッション中に「感じたこと」をお伝えします。気にかかった言葉や、エネルギー的な直視・直感など、様々なことをお伝えします。そのフィードバックにより、気づきが起きることがあります。

「未知の窓」
 自分と他者も知らない、誰からもまだ知られていない自己のことです。秘密の窓と盲点の窓が小さくなると、開放の窓が大きくなり、未知の窓が小さくなります。つまり、未知の窓が解放されることで、無意識にある「自分らしさ」を認知することができるのです。
 信頼関係、オートクライン効果、フィードバックにより、クライアントが自己内省を深めて、自分の可能性を発見していきます。

 未知の窓には「未知の可能性」があると捉えることができます。
 何かに気付き、何かを発見するかもしれません。
 未知の窓は、自分だけでは開けることはできません。
 まずは、開放の窓を広げましょう。
 窓の関わる人との信頼関係も大切にしましょう。
 あなたの勇気と行動によって、自分自身の心を豊かにする可能性があります。
 私はあなたに勇気を贈り続けます。私と共に少しずつ窓を開けていきませんか♬

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