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身体の仕組みを解明: 生化学の概要について

生化学は面白い!

こんにちは!かっつーです。
僕は中学生の頃から10年間ほど筋トレやサプリメントの探求を続けています。
長く運動や筋トレを続けていくと徐々に身体の仕組みについてや、細胞の仕組み、エネルギーをいかにして生み出し、生化学的にどのような相互作用が細胞内で発生しているのかを学問したくなるものです。 このシリーズでは、生化学、運動学、生理学、細胞学などの観点から、ちまたで販売されているサプリメントがなぜ効くのかや、細胞内の仕組み、おすすめの運動法やサプリなど身体に関連する内容についてわかりやすく解説していきたいと思います。

生化学とはなにか?

生化学とは、人の体内でどんな反応が起こっているのか?
生命の現象を分子の反応で明らかにしようと科学する学問のことを指します。生化学において重要なことは、

  • 反応を調べること

  • 反応を知ること

  • 反応を計測する

の3つです。

化学と生化学の違い

化学とはどう異なるのかとふと疑問に思うかも知れません。
これは日本で始めて生化学を名乗った人物の歴史を少し紹介することでこの疑問を解消したいと思います。
有機化学の研究を行っていた学者である小松茂という人物が、生物学と科学の境界を開拓する必要性を訴え続けて生化学という学問が切り開かれていきました。
稲や大豆、ショ糖、竹などを対象として、化学変化から自然現象を探求していこうと考えてました。
化学は自然現象の反応を調べる事かもしれませんが、とくに、生物の反応を化学的に探求しようという試みはそれまでありませんでした。
生化学でどんなことがわかるのか?
生化学では、細胞の成長や体がどのようなエネルギーを生成し、遺伝情報を伝達しているのか、生命を維持するために必要なプロセスなどを探求します。
その事によって、例えば運動をするときになぜ人間の体は動くんだろう?という疑問や何かしらの疾患の根本的な原因を分子レベルで解き明かすことが出来ます。
食べ物がエネルギーになっていったり、免疫になっていく過程は非常に面白いです。
お腹空いているのに体が動く理由も生化学的な観点から理解することが出来ます。

生化学を学ぶことのメリット

  • 健康管理と病気の予防:生化学は、体内の代謝プロセスや病気のメカニズムを理解することで、健康管理と病気の予防に役立ちます。

  • 食品科学と栄養学への応用:食品の安全性や栄養価を科学的に分析し、健康的な食生活の推進に貢献します。

  • 環境保護と持続可能な開発:生化学は、環境汚染を減らす新しい方法や、持続可能な資源の利用方法を開発するのに役立ちます。

  • 新薬開発と医療技術の進歩:病気の治療法や新しい医薬品の開発には、生化学の知識が不可欠です。

生化学を学ぶことによって新しいバイオテクノロジーについての理解が促進したり、そもそも健康に生きていくための体の根本原理を理解することが出来ます。

新型コロナウイルスの撃退に貢献したmRNAワクチンもある種生化学的な見地に基づいて作られたものでもありますよね。
投資家の方にとってはそういったバイオテクノロジーに投資をすることで世界の発展に寄与したり、設けたりすることができるようになります。
そういった意味でも生化学は面白いです!

戦争にも影響を与えた生化学

生化学の影響力は日常生活における健康や新薬の開発だけではありません。なんと日本の戦争にもい大きく影響を及ぼしていました。
その代表例が鈴木梅太郎の発見したオリザニンです。
鈴木梅太郎は、日露戦争(1904年~1905年)中に脚気が軍隊の大きな問題になっていたことからその解決に向けた研究を行っていました。
脚気は現在ではビタミンの欠乏によって引き起こされることがわかっていますが、当時は謎の病でした。
具体的な症状としては、倦怠感や新規高速、神経障害、足が腫れ上がってしまう病気です。
当時の日本では江戸時代になってから続いていた白米の生活になれ、米ぬかに含まれていたビタミンB1が不足してしまっていました。
鈴木梅太郎は米の研究中に米ぬかに含まれている栄養素の成分を取り出すことに成功し、それをオリザニンと名付けました。
そのオリザニンは次の年に、ポーランドの科学者であるフンクがビタミンと名付けてそっちが有名になってしまいました。
その後、麦や穀物、野菜などを中心とした食生活を推進されるようになり、江戸時代から続いていた白米中心の生活による脚気がなくなっていきました。
鈴木梅太郎の功績がなければ、もしかすると日露戦争時の軍隊は脚気に苛まれ日本は負けていたかも知れません。

今回は生化学の概要と学ぶことのメリット、日露戦争時への生化学の貢献などを説明しました。
私たちの日常生活から国家の運命を左右する大きな出来事に至るまで、幅広い影響を与える学問です。
次回は代謝についてや細胞についてなどを解説していきたいと思います。


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