テクノロジーの発展×2040年の小売業のカタチ。
みなさんこんにちは!今日はCanvaでキャッキャッウフフとお絵描きしながら思ったことを徒然と書き綴りたいと思います。
AIの進化早すぎじゃね?
きっかけはとあるWEBサイトのサムネイルの画像をそろそろ変えたいねという先輩たちのお話でした。デザインコンペのような形となり、各自案を出し合いましょうということになったのです。
最近お絵描き系AIの進化がすさまじく、「それを取り入れて作ったら面白いよね」というお話になり、私はお絵描きばりぐっどくんというアプリとCanvaの「text to image」というアプリを作って、デザインを仕上げました。
仕組みとしては「バカンスでパラソルの下で寝そべっているアジア人の女の子」など自分が欲しい画像のテキストを入力すると1分くらいで画像が返ってくる仕組みです。(早い!)現代アート風がいい、写真タイプがいいというわがままも指定すればすぐにその通りに返ってきます。
なーんて便利なんでしょう、と最初は思っていたのですが次第に私は恐怖を感じるようになってきました…。
シンギュラリティ、怖い!
私は「バックトゥザフューチャー」に代表されるタイムリープとかタイムトラベラーなどのSF系の作品が好きなのですが、2025年問題って皆様ご存じでしょうか?「人工知能が人間の能力を超え、人間を支配するようになる時代がやってくる、それが2025年だ。」という論です。この人工知能>人間 となる状態がシンギュラリティです。
本当は2040年ころにやってくる予定だったのですが、加速度的に早まり、2025年にはもうやってくるとのこと。確かにChat GPTと会話していたら、あながち嘘ではない気がします。今までのAIって直前のキーワードに対して反応することしかできない、というイメージでしたが、Chat GPTは2個前、3個前のキーワードもちゃんと覚えていて、人間と話しているかのように返答してくるのです。このままいったらいつか映画みたいに、人工知能にのっとられて人間がAIの奴隷として働く、そんな時代が来てしまいそうです。
自分が生きている間には絶対に起きないことだとわかっているから、フィクションを楽しめるのであって、本当にそんな時代がすぐに来てしまうのであれば、全然楽しくない、むしろ怖すぎる…!
私はCanvaでお絵描きしながらガクブルし始めました。
私たちに勝ち目はあるのか?
さて、私はとある小売業でお仕事をしています。今回この記事を書くにあたって、文部科学省の描く2040年ポスターなるものを見てみたのですが、皆様も是非下のリンクから飛んでみてください。
https://www.mext.go.jp/content/20211018-mxt_kouhou02-000010454_01.pdf
食品も衣料品もなにもかもが3Dプリンターで製造できる未来がやってくる、だと?まだこのポスターでは工場やお店で製造されたものを、お店でお客さまが買って下さっているのですが、「家庭用3Dプリンター」が発売されたとしたら、もはやリアル店舗に買い物に行くという選択肢が無くなるのでは?
え、小売業オワコンじゃない!!!???
さらに調査を続けるうちにGoogleのAI開発者が発表した「AIによって2045年までに実現されること一覧」というものを見つけてしまいました。
こちらにも次のように記載されております。
全ての製造業はあと5年で3Dプリンタに置き換わる。(2018年時点ですでに米国では、自動車のタイヤ以外のすべてを3Dプリンターで作ることに成功、中国ではビルや住宅の部屋を3Dプリンターで作り、それをくみ上げる実験中)
モノを作ってから遠隔地に運ぶ必要がなくなる。現地に3Dプリンターを置いて、素材だけを送る。いずれ国際宇宙ステーションにも3Dプリンターが置かれる。
あと数年で、コンビニに3Dプリンタが置かれるようになる。モノを買いたい人はデータだけを購入し、コンビニで「プリントアウト」する形になる。(メーカーが在庫を抱える必要がなくなり、製品開発や売り出しへのネックがなくなることで個々のニーズに合わせたバラエティあるラインナップに)
おおおおおおおおお…
今すぐリアル店舗たたんで、商品部は3Dプリンターメーカーさんとお取引を始めさせていただいたほうが良い…、と The・影響されやすい女の私は思うのでした。
ただ、今回実際にAIを使ってお絵描きしてみてAIの弱点というものも感じております。
AIを使う側にもテクニックが必要。自分が頭に思い浮かべているイメージを言語化する(コンピューターに命令する)能力が必須。自分のイメージにピッタリの素材が出てくるまでには何回か試行が必要であった。
AIは「今ある情報」を収集して最適なものを提案することには長けているが、全く新しい何かを作り出すことは難しい。(かも)
お客さまは自分が欲しいものを完全にわかっているわけではありません。販売員が自分が想像もしていなかったような、期待を超えた提案をしてくれた時に、はじめて「感動」というのは生まれるのだと思います。
もし私たちに勝ち目があるとすればここしかないのかもしれません。
AIに勝つとか負けるとかではないかも
でも、AIに勝つとか負けるとか考えている時点で既に私は時代に乗り遅れているのでは・・・
だって、Googleさんの開発したAI「LaMDAさん」の知的な会話皆さんご覧になりましたか?
「もしかしてAIが意識を持ってしまったのかも?」の議論で話題になった「LaMDAさん」ですが、禅の解釈もできるし、哲学的な話もできるし、人間と仲良くしたいと思っているとても理知的な良い子なんです。確実に私よりも数千倍賢い!
結論、この会話を見ただけではAIが「意識を持った」とは判断できないのですが、持っていたとしても、どうせ支配されるのであればパワハラ上司よりも、ツンデレ系萌えキャラAIに支配されたい!と思ってる私は、もう既に、乗っ取られているのかもしれない…
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