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「優秀な人材とは?」に対する答えとは?

今期、聴講させて頂いている某大学のキャリア授業の中で、参加学生からゲスト講師に対して「優秀な人材とは?」という質問があった。

みなさんならどんな風に回答するだろうか?

・仕事が早い人
・コミュニケーション
・論理的思考能力の高い人
・自発的に主体性を持って行動している人
・自己成長に貪欲な人
・視座の高い人
・数字に強い人
・マネジメントが出来る人
・最新技術に強い人
・チームのモチベーションを高められる人

などなどなどなど、要素をあげ始めればキリがない。
きっとこの問いを受けた人が置かれている立場、所属している組織、課せられている役割、取り組んでいる課題などによって答えは変わる。

ちなみに、この問いを受けた講師の方は「その問いは、みんなからモテる人ってどんな人?というのと同じ類の問いだよ」と応えていた。細かなモテテクに走るのではなく、自分の特徴をきちんと理解し、それを喜んで受け入れてくれる相手を探すことが大切だよ、と補足をしながら。


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私はかれこれ20年近く採用と人事、キャリアに携わってきた。
その中で「優秀そう」と感じる人は数えきれないほどいたけれど、必ずしもその優秀そうな人が、組織にフィットするかどうかというのは、また別の話である。

優秀だけれど、求めるスキルセットが違う
優秀だけれど、カルチャーに合わない
優秀だけれど、人間的に難しそう
優秀だけれど、、、、

こんなことは、よくある。
「あの人、いい人なんだけれど友達止まりなんだよね」というのと同じことだ。別に人間性を否定しているわけでもないし、優秀さを否定しているわけでもない。
ただ、合わなさそうと感じるだけなのだ。もちろん、長く付き合ってみたら深い愛情が芽生えてくるかもしれないけれど、ビジネスの場合は短期的に判断しないといけない。他にも同様に優秀そうなで、且つ合いそうな人材がいれば、そこにベットするというのが妥当な判断ということになる。


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一方で、学生の立場からすれば、社会人が思う優秀さとはどのようなもので、そのために必要な準備や努力を学生のうちから(就活がはじまるまでに?)出来るだけしておきたいという心情もよく分かる。自分だったらなんて答えるかな。
「優秀な人材は、会社や組織によって変わる。」という前提を話した上で、、、だめだいい答えが出てこない。改めてすごく難しい問いだと気が付いた。強引にでも1つ答えを出すなら「自分で楽しめる人」とでも答えるかな。大変な時もポジティブにいられるとか、一見退屈な仕事にも自分でやりがいを見出せるとか、セルフスターターな人とか。楽しいはエネルギーになる。

みなさんなら、「優秀な人材とは?」にどう答えますか?


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