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西野カナの「トリセツ」は高レベルのメタ認知?


唐突に脳裏に、浮かんだ歌詞がある。

これからもどうぞよろしくね
こんな私だけど笑って許してね

これは2015年9月に発売された、
西野カナさんの「トリセツ」という曲の歌詞だ。
(歌詞全文は コチラ )

発売当時、
わかるー と共感する人と、
めんどくさい とネガティブにとらえる人、
そして、西野カナ?ダレソレ?という人の
3つの派閥に分かれていた。

この3つの派閥のどれが適切な反応なのか?
などと論じる気は全くない。
#みんな違ってみんないい(by ティモンディ)


では、なぜ今さら6年も前の曲について、
今さらnoteを書いているのか?

それは、
この曲の歌詞に出てくる「 私 」って、
実はメチャクチャ自分のことを メタ認知 できているのでは?と
唐突に感じたからだ。

もっとも、カップルの関係性についての曲なので、
パートナーとの接し方についてのことしか、曲中では触れられていない。

それでも、
「××したら不機嫌になります。
 そうしたら△△してください。」

「○○したら喜びます。
 特に嬉しいのは□□です。」

と、自分のことを具体的に認知し、
さらに、自分がよりよい状態にいられるためのポイントが
とても簡潔にまとめられている。

もしこれが全て事実ならば、
ここまで具体的に自分を客観視し、認知できている人は
そう多くないんじゃないだろうか。


ぜひ、自己分析を始めたての就活生や転職希望者に、
おススメしたい。
歌詞の 「 ○○したら 」を、全部自分のことに置き換えていけば、
簡易的な自分軸が見えてきそうな気がする。
#就活を始めるときは、まずトリセツを聴け!


*******
しかし、モノゴトには 落とし穴 がある。

自己認知レベルとしては、上位にあるトリセツだが、
そこには めんどくさい と感じる一派がいるのだ。


この めんどくさい一派 に対して、
「めんどくさいなら、私のことはあきらめて、
 どうぞ他を当たってくださいな」と、
強気にいける人は、ぜひそのスタンスを貫いてもらいたい。
きっと、ありのままのあなた を受け入れてくれる人が見つかる。
#だが、時間はかかるかもしれない。


一定数の めんどくさい一派 を取り込みたいのであれば、
アピールの仕方に、少し工夫が必要だろう。

トリセツの歌詞に戻るが、
基本的な構図としては、「 私 」の機嫌を良い状態に維持するために、
「○○してね」とパートナーに求めるばかりなのである。
この一方的な態度が めんどくさい一派 を生む原因になっている。

では、どうするか。
「○○したら機嫌がよくなるから、『私』はこうするね」と、
アクションを相手に求めるのではなく、
自分主体に切り替えるというアプローチが一つ。

アドラー的に言うならば、
課題を分離し、自分でコントロール可能なものに切り替えてしまうのだ。
そうすれば、
パートナー側は、きっと温かい目で見守りやすくなるだろう。
(課題の分離は コチラ が分かりやすいです)


もう一つのアプローチとしては、
アクションの等価交換 が考えられるだろう。
例えば、こんな感じ。
「『私』が○○なら、△△してね。
 代わりに、あなたが□□なら、××するからね。」

この図式であれば、
パートナーに一方的にアクションを求めるのではなく、
自分からパートナーへのリターンも明確だ。
#パートナーが何を望んでいるかは、パートナー側のトリセツを参照


このように、独り勝ち方式から、
周囲の人まで含めた、トリセツ・・・というか、
もはやグラウンドルールみたいにしてしまえば、
めんどくさい一派 とも節度をもったお付き合いができるだろう。


結論、
トリセツの歌詞は、高レベルの自己認知が出来ている。
さらにちょっと手を加えれば、
就職活動や新しい組織での自己紹介に使える。
#そのまとめ、合ってる?本当に合ってる?





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