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自分に合ったキャリアコンサルタントの探し方

キャリアについて相談をするときに、あなたは誰に相談しますか?

家族、先輩、パートナー、先生、友人、上司、、、

人によって様々でしょうし、誰か一人に相談というよりは、少しずつ複数の人に相談をするという人もいるでしょう。

他の相談先として”プロ”の存在があります。

キャリアコンサルタント、或いは転職エージェント、ハローワークの職員、学生であれば就職課の職員などです。


ちなみにキャリアコンサルタント資格を持っている人は、全国に約6万人いて、転職エージェントの社員にも、ハローワークの職員にも、就職課の職員にも、キャリアコンサルタント資格を持っている人もいます。(無資格の方もいます)

国家資格キャリアコンサルタントとは?
平成28年(2016年)4月より、職業選択や能力開発に関する相談・助言を行う専門家として「キャリアコンサルタント」が職業能力開発促進法に規定されました。 キャリアコンサルタントは登録制(5年ごとの更新)の名称独占資格とされ、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課されています。

国家資格キャリアコンサルタントwebサイトより


では、そんなにたくさんいるキャリアコンサルタントの中から、自分に合うコンサルタントをどのようにして選べばよいのでしょうか?


キャリアコンサルタントのプロフィールから探す

まずキャリアコンサルタントの探し方ですが「キャリコンサーチ」という検索サイトがあります。
ここからコンサルタントの簡易プロフィールを閲覧したり、得意領域などを確認することが出来ます。(ただし、情報登録しているキャリアコンサルタントは全国で約5,300名)


もちろん、このnoteの検索ボックスに「キャリアコンサルタント」と入力してみてもたくさんの情報が出てきます。(約1,000名くらいいるみたいです)



キャリアコンサルタントの選び方「話しやすさ」が大事

キャリアコンサルタントを選ぶ際に私が最も大切だと思うことは「話しやすさ」です。

キャリアの相談をする際は、現在の仕事内容や仕事観、或いは生活の状況だったり、年収だったりと、かなりセンシティブな内容を話題にすることが多々あります。他にも自己分析や内省をテーマに相談するときは、現在や過去の経験について深掘りしてお話をすることもあります。

従って、相対するキャリアコンサルタントが話しやすいかどうか?というのはとても大事なポイントです。

・話し方(丁寧な言葉遣いなのか、フレンドリーなのか)
・トーン(落ち着いているのか、明るい雰囲気なのか)
・温度(事務的に淡々としているのか、優しさや温かさを感じられるか)
・スピード(きびきびとしているのか、ゆったりとしているのか)
・傾聴(相槌やうなづきなどのリズムは自分と合っているか)
・信頼(安心して本心を話すことができそうか)

人によって重視するポイントはそれぞれあると思いますが、しっかり話を聞いて理解してもらえていると感じるか、自分の本音を話しても大丈夫だと感じるかといった点は、非常に重要なポイントです。

私の経験から、キャリア相談というのは1回完結のようなものというより、定期的に継続して面談を行う人が多いため、長く付き合えそうなコンサルタントを選ぶと良いと思います。

新しく住んだ町で自分に合った美容師さんを探すようなイメージです。
髪の毛は定期的に切るものですし、カラーを変えたり、パーマをかけたり、或いは髪の毛や頭皮の状態について相談をすることもあります。そんなヘアケアを任せられる美容師が見つかるまで、いくつかの美容室を転々としていくように、キャリアコンサルタントも何人か試しながら、自分に合う人を見つけていけばよいと思います。


キャリアコンサルタントのどこに注目すればよい?

自分に合った美容師さんを探すためには、美容室の雰囲気や美容師さんの服装などから、自分のカラーや方向性との相性を予測することが出来ます。

では、キャリアコンサルタントについてはどうでしょうか?

分かりやすいポイントの一つは、キャリアコンサルタントのバックグラウンド(経歴)に注目してみることです。

キャリアコンサルタント資格を保有している人の多くは下記のいずれかのバックグラウンドを持つ方が多くいます。
・企業人事
・転職エージェント
・学校職員(就職課など)
・公務員(ハローワークなど)
・その他

キャリアコンサルタントと言っても、そのコンサルタントが持つバックグラウンドによって得意領域は大きく異なります。
若年層のキャリア相談が得意な人もいれば、シニア層の相談が得意な方もいますし、女性のキャリアや障がい者のキャリアなど、相談者の属性によって専門性を持っている人もいます。
或いは、自己分析や内省が得意という方もいれば、ライフプランニングや生活設計などが得意領域という人もいます。

ちなみに上記にあげた”その他”の中には、個人的な興味を持った方もいれば、部下のキャリア育成のために必要性を感じて資格取得をしたという方まで様々です。

自分のバックグラウンドと似た経歴を持つコンサルタントであれば、共感や理解を得やすいと思いますし、異なるコンサルタントであれば、新しい視点を与えてくれるかもしれません。

大抵の場合はプロフィールに過去の経歴だったり、得意領域やテーマみたいなものが記載されているので、そういったところを参考にしてみるとよいと思います。


キャリアコンサルタントの経験で選ぶ

キャリアコンサルタントの国家資格は3種類あります。
・国家資格キャリアコンサルタント:実務経験が無くても、受験資格あり
・キャリアコンサルティング技能士
 1級:10年以上の実務経験が必要
 2級:5年以上の実務経験が必要

※キャリアコンサルティング技能士試験の受験資格について、詳細はコチラ

受験資格の違いの他にも、過去の経験として〇〇名のサポート実績アリのようにプロフィールにも記載されていることがあるので、参照にしてみるとよいように思います。

キャリアコンサルティングという行為自体は、国家資格を持っていなくても実施することが出来ます。
例えば、親が子供に就職に関するアドバイスをすることも、キャリアコンサルティングと言えます。
しかし、キャリアコンサルタントと呼ばれる人達は、国家資格を保有している(=必要な学科試験をクリアしている)だけあって、キャリアに関する専門知識をある程度保有していることが証明されています。
無資格者の場合は、自身の経験に基づいたアドバイスか誰かからの受け売りになってしまいますが、キャリアコンサルタントは理論に基づいたアドバイスが出来ると言う点にも違いがあります。

また、経験が豊富なコンサルタントであれば、相手に合わせる技術も持っていることが多いため「話しやすい」と感じるコンサルタントに出会いやすいように思います。(経験が少ないコンサルタントの場合、話を進めることでいっぱいいっぱいになりがちなことも)


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自分と相性のよいキャリアコンサルタントが見つけられれば、キャリアを築いていく上で、こんなに心強いことはないと考えています。

もちろん、よいキャリアコンサルタントが見つかったからといって、自分の願った通りのキャリアを確実に実現できるという保証があるわけではありません。
しかし、願ったキャリアが実現できなかった際にも、その事実をどう受け止めていくのか、或いはどのようにプランを修正していくのか、そういった時にも伴走しサポートをしてくれるパートナがいるというのは心強いものです。

人生100年時代と呼ばれ、働く年月がどんどんと長くなっていきます。
この働くをネガティブなものではなくポジティブな時間とできるように、キャリアコンサルティングを見つけてみてはいかがでしょうか。


ちなみに私もキャリア相談をお伺いしております。
興味を持たれた方は、下記からお気軽にお問い合わせください。
※noteの末尾にある「クリエイターへのお問い合わせ」からでも結構ですし、下記のフォームからご連絡頂いても構いません。

或いは、下記のnoteなどにもキャリア相談について詳細を載せています。
※個別面談は初回5,000円(約60分)にて実施しています。


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