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キャリア教育推進連携シンポジウムに参加してみました

本日は文部科学省が主催する「キャリア教育推進連携シンポジウム」という会合に参加してきました。まぁ、参加といってもyoutubeライブを視聴しただけだけれど。

このシンポジウムでは、キャリア教育の発展に尽力し功績が認められた学校や団体の表彰と、優秀事例の紹介、基調講演など中々に盛りだくさんな内容でした。


視聴する前は「ちょっとお堅い・・・セミナー」と根拠もないのに少し距離を感じながらの参加でした。
実際、すごくフォーマルな感じで、偉い人の挨拶から始まって、また偉い人の話があって・・・と、途中で離脱しかかったのですが、具体事例の紹介や基調講演は非常に聞きごたえがある内容でした。

教育現場におけるキャリア教育の取り組みや実情のことがわかったり、産学官の連携における社会課題のことがわかったり、非常に有益な時間となりました。


特に面白いと感じたのが、生徒への指導内容にはPDCAサイクルの理解と実践が非常に重要視されているという点でした。
教師が指導方法についてPDCAをするのではなく(実際にはPDCAされていると思いますが)、生徒自身が様々な学校行事や課外活動、日常生活の中で、課題の発見や解決のための実践、振り返りとリトライなどを意識的に取り組ませるような指導がなされていました。

PDCAサイクルの実践を通じて、消極的だった生徒に積極性が生まれるなどの行動変容が見られたり、社会へのつながりを意識したり、自己成長を実感したりと様々な効果が報告されていました。

もちろん、うまくいかなかった事例などは割愛されていた部分があったのかもしれません。
ただ、やみくもに試行錯誤させるのではなく、ある程度体系的に考え方やアプローチ方法を整理しながら、実践的に学習と経験を積み上げていく取り組みは非常に勉強になりました。


その他にも個人的な気づきがありました。今回は文科省が主催だったので、文科省が管轄する領域の関連資料や情報を拝見することが多かったのですが、内容が非常に充実しているということ。
資料によっては読みにくさを感じることも多々ありましたが、きちんとした調査データが添付されていたり、アカデミックな研究がバックボーンとしてあるなど、内容としては非常に充実しており、これからしばらくは勉強の種に出来そうな予感がありました。

キャリアに関するところで言うと、厚生労働省なんかのサイトにも様々な資料があり、こちらは普段ちょこちょことお世話になっていたります。

昔から何となく”お役所”と根拠もないのに距離を置いてしまうことが合ったのですが、これからはもう少しお近づきになろうかと思いました。


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