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2週間かけてとびっきりのパスタを作っちゃおうプロジェクト (後編)

さてさて、前回はパンチェッタという、選ばれた人しか食べられない幻の食べ物を作りました。

後編の今回は、前回つくったパンチェッタを使って、手作り生パスタでおいしいパスタ料理を2品作っちゃいますよ。

そう、いよいよ「とびっきりのパスタを作っちゃう編」です。
ではいきましょう!

え?今回はボケないのか?
せっかくたまにはボケずに始めようと思ったのにぃ。。

今回は真面目にいきますよ!れっつらごー!(昭和感)


さて、今回はここで完成写真を見てもらいましょう。

いつもですけど、僕はまず頭の中でおおざっぱだけど完成図を作ります。それに向かって作っていくためですね。これをやらないとどうしたらいいかわからなくなっちゃう。

前編にも書きましたが、今回のとびきりパスタを食べたのは僕と次男です。嫁と長男は用事ができて出かけちゃったので、食べられなかったのですよ。あぁ残念。

なので今回はさっぱり好きな次男にはトマトソースのパスタを、僕はカルボナーラをそれぞれ作ります。

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2品とも将来喫茶店を開業できた暁にはぜひ出したいパスタ。
田舎町の喫茶店でこんなのが出てきたらうれしいよね?
うれしい、、よね??だよね???(しつこい)
あ、でも喫茶店でだすなら乾麺にするかもですね。オペレーションとか見極めて、どれだけやれるかはまた将来のお楽しみに。

ではでは、いきましょうか。

それでは食材たちを紹介するね。
この1枚の写真に生パスタ、トマトソースのパスタ、カルボナーラの全ての食材が入っています。添加物は皆無。わかりやすい食材だけでとても美味しいパスタは作れるんですよ。

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前回のパンチェッタです。いい色。
「きれいだよ、チェタ子、、愛してるよ。君はいつも塩対応だけど、そんな君が大好きだ。。ちゅっ♥」

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あ、、引かないで。今からおいしいパスタ作るから。

こちらのデュラム瀬森奈子←「せもりなこ+変換」でこんなのでました。。。デュラムセモリナ粉。皆さん、「デュラムセモリナ粉」って10回噛まずに言えますか?舌噛みそうです。
おしゃれな料理を作るためには早口言葉をマスターしなくてはいけませんね。

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これは次男用の「パンチェッタのトマトソースのパスタ」の食材になりますね。トマト缶は100円で大活躍の缶詰です。

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そしてこっちは僕用の「カルボナーラ」の食材ですね。
チーズは2種類。右の大きい方はパルミジャーノレッジャーノ。小さい方はペコリーノロマーノです。

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ペコリーノチーズを口にするとなぜか謝りたくなります。
奥さんが帰ってきたら「僕らだけおいしいパスタ食べちゃってごめんね、ペコリ。」って謝ってしまうことでしょう。

そこの浮気をしているあなた! そう、あなた。浮気相手とイタリア料理を食べに行くときは気を付けましょう。ペコリーノチーズを食べると、奥さんに「浮気しちゃってごめんね、ペコリ」って謝ってしまいますよ。


あぁ、ここまで来るまでに1200文字くらい使ってもうた。。中編と後編に分けた方が、、、、いやいや、頑張ります。


2 生パスタを作っちゃおう。


生パスタって実は簡単なのです。知ってましたか?
なんとなくやり始めるまでは壁が高いような気がするのだけど、そんなことはないのです。やってみると、「あれ?意外と簡単じゃね?」って思うこと請け合いです。

我が家にはパスタマシーンなるものがありますが、今回はこのパスタマシーンすら使いません。なくてもできますよ。

しかし、十数年前にロフトで買った時はこの1.5倍くらいの値段だったけど、今は安いですね。

では、始めて行きましょう。

粉を大きめのボールに入れます。2人分ということでとりあえず100gほど入れましたが、たまごの大きさでちょっと調整が必要な場合があることを覚えておきましょう。

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塩を一つまみ程度入れて軽く混ぜ、オリーブオイルをひと回し。

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たまごを割り入れて、指でぐるぐる混ぜていきます。
ぐるぐるやりすぎて目を回さないように注意しましょう。

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写真を撮り忘れたんだけど、細かい塊が全体的にできています。そしたらそれをひと固まりにして、軽く捏ねます。

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生地にべたつき感があったので10gほど粉を足しました。
まだ本捏ねではないので、ある程度でやめてラップに包んで1時間ほど寝かせます。寒い時期は室温でもよいかと。夏場は冷蔵庫でおやすみなさい。

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はい、そしてこちらが1時間ほどお昼寝した生地ですね。

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この寝起きの生地子ちゃんをオヤジが襲います。
くんずほぐれずで捏ねていきましょう。

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指で押して戻ってくるくらいの弾力になればOKです。
「こいつぅ~」っていいながら笑顔で生地子のお鼻あたりを押してあげましょう。ホレられることでしょう。

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イイ感じですね。ではこれを伸ばしていきます。くっつかないように粉振ってね。ケチっちゃや~よ。

多めに作ったら、ラップして保存してもいいですよ。1日寝かせておいても食感とか違ってくると思います。

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0.5~1mmくらいの薄さになればOKです。
両面に粉をしっかり振って、真ん中で切って2つとも両端からくるくるってまわします。

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8~10mm程度に切っていきます。

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後から知ったんだけど、8mm幅がタリアテッレ、10mm幅はフェットゥチーネっていうらしいね。今回はフェットゥチーネいうことだね。

では切り終わったら粉を撒いて麺をほぐします。

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わお!これだけでうまそ。


3 とびっきりのパスタを作っちゃおう


(1)トマトソースを作ろう。

まずはトマトソースをつくります。パスタの記事を寝かしている時に作り始めるけど、こいつも超簡単!!
これのトマトソース、ピザソースにしたり、オムレツやオムライスに使ったり、その他いろいろ使えて便利です。
保存も冷蔵庫で1週間くらいきくんじゃないかな?

刻んだにんにくをフライパンに入れて、オリーブオイルを入れてから火をつけます。順番守ってね。

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ローリエは火で焙っておきます。

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にんにくがふつふつしてきたらトマト缶とローリエを投入!
あとは塩を入れてかき混ぜながら水分を3~4割減らします。

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トマトソースはこれでできあがり。
ほら、超簡単でしょ?
我が家のワンコですらこれくらいできますよ。。。。
はいすいません、できません。。うそつきました。

では、フライパンに使う分を残して、使う分以外は保存容器にぶち込んでしまいましょう。


(2)カルボナーラソースを作ろう。

カルボナーラも人それぞれいろんな作り方がありますが、僕はもう超絶シンプルです。生クリームや牛乳は入れません。卵も全卵1個のみ。全卵1+卵黄1っていうレシピは多いけど、なんだか僕は卵白を捨てるのがなんかイヤでね。
何回か作ってみておいしかった作り方を紹介します。
この先少しずつ作り方は変えていくと思うけど、マジでおいしいです。

では進めましょう。

たまごを1個ボールに割り入れます。

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そしたら泡立て器でこれでもかというくらい泡立てます。
うそです。できるだけ卵白をきるようにします。濾し 器を使ってもいいかもね。

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ではチーズを削って入れていきますよ。

まずはペコリーノ、続けてパルミジャーノ。順番どっちでもいいけどw

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各々10gずつ。合計20gです。まぁこれもお好みで。

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ボールの中でたまごと合わせましょう。

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さあ!いよいよ本日の主役!
パンチェッタちゃんのご登場です。
みなさん、拍手でお出迎え下さい。

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適当な大きさに切ります。バラ肉だけに脂身が多いけど、塩が効いていてそんなにくどくないのです。

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フライパンにほんの少量のオリーブオイルいれて弱中火位でじっくり炒めます。結構な油分がでてきますが、うまみが凝縮されているのでそのまま使います。気になる人は取っても大丈夫。

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火が通たらさっきのトマトソースのフライパンに半分いれます。
できるだけ効率的につくる努力をしています。
働き方改革ですね。(エラそうなことを言ってるけど大したことはしていない。)

ここでまたトマトソースと交代して、トマトソースにパンチェッタと油分を馴染ませていきます。中火で火を通しながら混ぜるだけですね。

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混ざったら刻んだイタリアンパセリを投入して混ぜておきます。
これだけでうまそ。トレビアン!

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さて、ソースもできたのでいよいよ麺をゆでますよ。
乾麺だとゆで時間は8分とか10分とかかかるけど、生めんは2分くらいでOKなのです。僕はだいたい乾麺の時はパスタを茹でながらソースを作るんだけど、生パスタの場合はこのように先にソースを作った方が良いと思います。

沸騰したお湯に入れる塩の量はどれくらいでしたか?
よいこのみんな、わっかるっかな??

そうです。ちょっと塩気の多いスープくらいですね。
それくらいの塩気が皆さんの好みの塩気ですね。

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。麺を茹でて、

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トマトソースに火を入れて、パスタの茹で汁をお玉半分くらい入れてフライパンを振り振りして乳化させます。

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茹で上がったパスタを入れて、フライパンを煽って火を止める。

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お皿に盛り付けて、残ったイタリアンパセリを散らしてできあがり。

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ここで安心しちゃだめよ。まだやらなくてはいけないことがある。
自分のカルボナーラつくらなきゃ!
急いでいくよ。

炒めたパンチェッタの入ったフライパンを熱して、上記同様パスタのゆで汁を入れて乳化させます。

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麺を投入してゆで汁をパスタに吸わせます。なんせパンチェッタのうまみが詰まってるので、ここで麺が格段においしくなるわけです。

あぁ、よだれが止まらん。ここに僕のよだれが入っていないか心配。。。

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ある程度水分が少なくなってきたら火を止めます。
これが大事。あとは余熱だけで仕上げます。熱が高いと卵はすぐに固まってしまいます。絶対に火は止めましょう。

さて、火を止めたらあらかじめ準備していたカルボナーラソースをいれて、全体にソースがいきわたるようにゆっくり混ぜます。チーズを溶かしながらゆっくり混ぜていきます。

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お皿に盛って、胡椒を挽きながら散りばめます。
挽きたての黒胡椒っていい香りがして僕はとてもスキです。

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今日は次男と2人で優雅にパスタで昼食。


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次男よ、ここまでできるお父ちゃんでおまえ幸せだぞ?

お小遣いほしいからって手を揉みながら近づいてくるんじゃなくて、たまにはお父ちゃんの肩を揉むなり、親孝行してもバチはあたらんぞ。

まぁ、お前が健康でいてくれるのが一番の親孝行だけどな。

(追記)
いろいろ外出自粛とか、世間がなんだか暗い雰囲気になってますね。
ホントは経済の活性化のために、外に出たほうがいいのだけど、もしおうちで時間を持て余してしまったら、たまにはパスタから作ってはいかがですか?
少しでも作ってもらいやすいようにわかりやすくしたつもりです。
僕は素人の料理好きだけど、おいしいものを食べるとみんな笑顔になります。
この記事が笑顔の助けになりますように。

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