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【UIデザイン分析】アクションボタンが「なぜその位置にあるの?」の仮説の立て方を質問してみた

こんにちは!UIのデザインを学びはじめて2ヶ月目を迎えました✨
変わらず、張り切って学習に励んでおります!

私が参加している#BONOというコミュニティでは、お題を含むユニットを完了しnoteでアウトプットたら、現場経験のあるコミュニティ主催者のカイさんに1on1で質問に回答してもらえます。
(なかなか未経験だと、カジュアル面談でさえ現場の人に意見を聞くというのは難しいので遠慮なく使わせていただいております!!)

今回その1on1で質問した内容が、タイトルにある【アクションボタンが「なぜその位置にあるの?」の仮説の立て方を質問してみた】という内容になります。
教えていただいた知見について振り返りながら、まとめていきたいと思います。


■今回相談した内容

相談内容

まず相談内容としては、自分でUIを考えるにあたって類似サービスを調べて比較していると、重要なアクションのボタン1つでも場所が異なります。
それがなぜそれぞれ違うのか?また、なぜ制作側はその見せ方にしているのだろうか?想像はしてみるのですが、いまいちピンと来なかったり、自分の考え方があっているのだろうかという疑問から質問しました。

■比較例:SNSメジャー3サービス

それぞれのフィード画面を例にして相談しました。

▼比較をした上での質問

アクションとなる「投稿」ボタンが各サービスで異なる
→どうしてその位置にしたのか仮説を立てられるようになりたい

投稿ボタン

▼アドバイスをもらう前の自分の仮説(考え)

自分の仮説

■もらったアドバイスの振り返り

▼どうしたら納得感のある仮説を立てれるの?の回答

まず、ビジュアル含めなぜそのデザインになっているか解像度の高い仮説を立てるのには、3つの側面(領域)から考える必要があるとのことでした。

3つの側面(領域)

デザインと、ビジネスディベロップメントの関係性についてはSOMPOさんの記事がわかりやすかったです。

そのため、質の高い仮説を立てるのは背景にあるビジネスや開発側の目的についても考えられるようになる事が必要とのことでした。
おそらく、今までの自分の関わってきた仕事やサービスだと分析はしやすいのだろうと感じました。

▼そのサービスの哲学を調べることで理解は確実に深まる

今回話の中でTwitterの創業者の思想についても話をいただきました。

例えば、ジャック・ドーシー氏が創業時には「自分のステイタスを公開する、自己表現としてのサービス」という思想で「What’s Happening?(いま、なにしてる?)」がスローガンであった為、その時のUIは自分のNOWを投稿するのが目的に設計されたUIでした。

その後、エヴァン・ウィリアムズ氏「自分のことではなく他人の物語を伝えるツール」であるという思想を推して「いまなにしてる?」から「いまどうしてる?」に変わりました。
そこから今でもある著名人のミニブログのような用途として活用されてきたことで現在のXの仕様に近づいて至ったとのストーリーです。
(詳しいところまでまだ調べられていないので、めっちゃざっくりですいません)

結論、知りたいサービスの設計について深掘りする最短ルートはまずその会社の歴史や設計者の思想を知る事とが大切とのことです!

▼今回の3サービスの例について

Instagram、X(Twitter)、Facebookを例にしたというのもあるのですが、リリースから歴史の長いサービスの場合は、その分ユーザーも長い期間利用しているということになるので、大事なアクションの場所は設計から大きく変えるということは中々ないということも話に上がりました。

確かに、長年使ってきたサービスのUIがいきなり大きく変わったらどんなに流行りのUIでもその人にとっては使いにくいUIになってしまいますよね。(言われてみれば気づく・・・)

■まとめ

結論、デザインとはあくまでビジネス・マーケティングのための手法であること。(デザイナーはアーティストは別である種のビジネスマンである)
その為、世の中にリリースされているサービスの背景には必ずその設計した人の思想+マーケティング要素が含まれていると理解しました。

分析方法として、今の私にできる事としてそういった側面も頭の片隅に置いておきながら自分が感じ取った事を言語化していくことかなと思います。

また作った人の思想を学びにいくというのは楽しいです!
今回軽くですがTwitterの歴史について調べてみましたが、時期毎に複数の人の思想が入り混じり、ユーザーにはあまり伝わらない形で裏では思想バトルのようなドラマがあったんだなと思うと面白いです。

引き続き、サービスの歴史をたどるということもやっていきたいと思います!

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