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Art Outbound Digest's Pickup 2023 April / Abbas Zahedi

ピックアップアーティスト編です。

今回はもちろんFrieze Artist Awardを直近で勝ったこの人!

名前:アッバス・ザヘディ

1984年ロンドン生まれ、ロンドン在住。

学位:理学士(University College London)、MA(Central Saint Martins)

活動期間:2008-

個展:5

グループ展:20+

美術館展示:1回

コレクション:Royal College of Art, 2021, Tate, 2021

受賞:24

メディア:インスタレーション

公式サイト

インスタグラム

また化け物みたいな人を連れて参りました。

2016年まで全くアートと関係無いところで色々やってたのが、友人に「お前のやってるそれ、現代アートかもしれないぞ」と言われてベネチアビエンナーレに応募したら採択。その5年後にはFrieze Artist Awardを勝っていたという。

受賞の数やばくないですか。まともに作家活動始めたの2017年で、6年間で24件も獲得している作家活動始めて4年後にTateに作品収蔵されてる。

なんだそりゃすげえ。

今回はその凄さ、検証していきましょう。

ザヘディはイラン系の人で、ウェストロンドン生まれ。18歳でロンドンの医大に入り、ともかく学部は卒業しました。精神科医か外科医になりたかったそうです。その後、大学院に進んだものの、個人的な理由(親戚の死だそうです)で医学の道を捨てて、地域活動に取り組むようになります。

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