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越冬キャンプ30日目|洗濯は手洗い、脱水せずにそのままホイッ
〇越冬キャンプとは…
『キャンプで越冬してみようかな』という思い付きで始まった、そのままズバリな挑戦。
沢の水と少しの電力、バケツを置いた簡易トイレ、雨がしのげるティピ。
これだけ揃っていれば春まで外で暮らせるはずだ。
夜はマイナス10℃近くまで冷え込むことのある谷で、春を目指して暮らしを紡ぐ。
今日は越冬キャンプ30日目。
天気もいい。
久々に洗濯する気になった。
旅具店はケチなので、雨が続いていろんな持ち物が湿気て参るか、
シーツや布団などの大物を洗いたい時以外はコインランドリーは極力使わない。
となると洗濯できるのはキャンプ場や川、友達の家などに限られる。
今日の洗濯は川。
合成洗剤は使わない。
状況によっては水のみで手洗いのこともあるが、
大抵はセスキで洗う。
セスキはアルカリ性の無機物で環境負荷が少ない。
例えるなら野焼きの後に灰(アルカリ性)が土に混ざるのと大差ない。
それでも排水を川や湖などに直接流すことはせず、草むらに撒くようにしている。
今日も沸かしたお湯でセスキを溶き、そこに川の水を足して手洗いした。
2回すすいで干す。
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旅具店、脱水はほぼしない。
洗濯の度に絞っていると服がすぐヨレヨレになるからだ。
手の中でこちゃっと丸め、おにぎりを握るみたいにぎゅっと水気を切ったらそのまま干す。
(タオルや靴下など、ヨレにくいものは絞る)
時々様子を見に来て、洗濯物からポタポタと水が滴っていたら裾の方を軽くにぎにぎする。
別にすぐ乾かなくてもいっか、と気長に待つ。
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今日は布団も干した。
![](https://assets.st-note.com/img/1644938291227-ojwrlBuuwr.jpg?width=800)
季節を問わず、外暮らしでの洗濯は面倒だ。
乾くまで移動できないので、同じ場所に数日滞在する時しか洗濯できない。
また、キャンプ場であっても節水を厳しく求められる場所では洗濯しにくい。
当然だが、道の駅もNGだ。
夏場は汗をかくので洗う物は増えるが、
薄手の服は洗いやすく乾くのも早い。
冬は洗濯物の量は減るが、冷たい水が辛いのと、一つ一つが厚手になるのでなかなか乾かない。
なので洗濯物は極力出さないようにする。
靴下やタイツ、肌着はアウトドアブランドが出しているウールの物で揃え、5日くらいは平気で同じ物を着る。
着続けても全く問題なく、暖かく、着心地もいい。
値段は高いが、元は取れる。
下着はレースや飾りがないシンプルな物でなるべく早く乾くものを選ぶ。
外に干すことも考えると、ヨガ用の、それ一枚でもオシャレに着られるブラ&化繊のシンプルなショーツという組み合わせが多い。
洗濯物を干すロープにも一工夫。
ロープを編み込み、ハンガーが滑らないようにする。
こうすると風のある日でも洗濯の間隔が保たれる。
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洗濯機も電力も、無ければ無いで意外とやっていけるのだ。
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