愛着障害の恋愛

愛着障害になっている人は、
依存傾向が強い。


依存傾向が強くなるのは、
自己肯定感が著しく低い事に
由来すると考えられる。


依存の対象は、
ギャンブル、酒、
恋愛、セックス等々、
挙げればキリが無い。



そんな中で今回は、
愛着障害の人の恋愛について
考えていこうと思う。



先にも述べたが、
愛着障害の人は
依存傾向が強い為、
恋愛関係をはじめ
あらゆる人間関係の構築が
苦手と言える。



実際には
どの様な感じになるのか?

ボクの例をもって
見ていこう。



・自己肯定感が非常に低い為、
自分が信じられない。
自分が相手を好きな気持ちにさえ
懐疑的になっていく。


・自己評価が低い為、
相手が何故自分に好意を持って
くれているのかが理解できず、
相手の気持ちが信じられない。


・依存心が強い為、
相手に嫌われる事、
捨てられる事を極度に恐れ、
試し行為を繰り返す。


・ダメな自分を
好きになってくれた相手を
神格化する事で、
相手を自分のイメージで
ガチガチに固めていく。


・自分の勝手なイメージで
ガチガチに固めた相手は、
自分の意に沿わない行動を
取るはずがないと思い込んでいる為、
相手が意に沿わない行動をすると、
裏切られたように感じ、
憤慨する。


・自分を肯定する為に、
相手の人格を否定する。


・愛を渇望していて、
相手が家族や友人との話を
楽しそうにしていると、
自分を一番大切にしてもらえて
いないと感じ、
強烈な嫉妬心に支配され、
時には、
相手の家族や友人をも
否定の対象とする。



大方こんなところだろうか。


今、思い返してみて、
思う事は、

ボクは、
親の代わりを恋人に
求めていた事がよくわかる。



本来、
親との関係によって
形成されるべき愛着が
正常に形成されなかった時、
人は恋人にそれを求めてしまう
と言える。


しかし相手は
そんな事は知らないし、
そんな事を求められても
どう応えて良いか
わからない。



破綻するべくして
破綻した関係だった
と言えるわけだ。



もし自分に、
愛着障害の傾向が認められると
認識しているなら、
恋人に愛着を埋める事を
求めるのではなく、
カウンセラーに相談して欲しい。


その上で、
その旨を恋人に伝え、
相手にも自分と
どう付き合えば良いのかについて
カウンセラーからのアドバイスを
もらうという形で、
協力をあおぐのが
一番良いのではないかと思う。



もし、相手に、
愛着障害の傾向が認められる場合は、
無理にカウンセリングに
向かわせようとせず、

自分がどのように
相手と向き合えばいいのかを
カウンセラーに相談すると良い。



どちらにせよ、
険しい道になる事は
間違いない。


まずは
自分はこの人と生きていきたい、
2人で幸せに暮らしたいという、
しっかりとした覚悟を
持つ事が必要だ。



今日はこの辺で。



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