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22卒就活体験記 ~地方公立大 文系女子(要領<努力)が東京のメーカーに内定承諾するまで~


自分が振り返って思い返せるように、また、私の山あり山ありの就活が未来の誰かのエールになるように、記事にしておきます。

就活を終えてみて思うことは、「就活に正解や成功の定義はない」ということです。経験を通して、ひとそれぞれ自分のスタイルや考え方を確立していくものです。これを前提に、参考程度に、また、気休め程度にこの体験談を読んでいただけたら嬉しいです。

最初に概要、続いて時期ごとに区切った体験談、動いた割には就活がうまくいかなかった私だからこそできる後輩へのアドバイスを記しています。


1.私の就活の概要

志望業界:

メーカー/メーカー系商社/たま~にIT

志望職種:

国内営業/海外営業/コーポレート系(マーケ、企画、etc.)

軸:

自分の強み(吸収力・チャレンジ精神)を活かしながら長く活躍できる

無理な背伸びはせず自分なりに努力して成果を出せそうな環境で成長したい

あわよくば学生時代の海外経験[Canada, Taiwan, Thailand, Singapore, Vietnam, Czech republic]を活かせる

企業に求めるポイント:

生活に困らない程度の待遇(基本給20万以上、借上社宅等)

女性の活躍推進のサポート

海外売上比率が伸びていること(メーカー志望だったため)

IR情報を見て不安にならない経営基盤・状況

勤務地:

東京/名古屋/大阪/兵庫/香川(特に希望なし)

主な利用ツール:

リクナビ/マイナビ/Offer Box/キミスカ/dodaキャンパス

YouTube/Instagram/Twitter(情報収集・控えめに言って有益情報の宝庫)
おすすめのアカウント↓
Utsuさん、就活ちゃんず、Fラン卒サラリーマン、GORILLA-GORILLA

2.準備期間(4月~11月)

私は就活を自発的に始めたわけではなく、大学の就活に関する講義の中で「22卒やばいから焦ってください」と、そそのかされて始めました。その時将来について具体的にも真剣にも考えていなかった私は、「まじかー、就活やる気出んなぁ~」と思いつつ、講義の内容を参考に自己分析・業界研究・SPIの勉強をかじりました。

4月に登録したOffer Boxで5月からOfferが来はじめ、ここを経由して面談やインターンシップ(対面 6 days/オンライン 1 day)等イベントのお誘いを受け、自分から申し込んだものを含めて5社参加しました。この時点ではまだ業界を絞っていなくて、さまざまな業界の企業さんとのかかわりを持つことで視野が広がった気がします。インターンシップ後にぜひ当社の早期選考に進んでほしいと言われたこともあったので、夏季ISはすごくいいチャンスだと思います。

そうこうしてたら・・・

11月頃、早期選考の日程調整の時期が来ました。この時期になってもまだ自己分析が固まっていなかったのですが、とりあえず機会は逃したくなかったので、選考の案内をくださった企業さんはほぼ全て受けました。


3.就活前半(12月~2月の苦悩)

早期選考の一次面接が始まりました。初めて受けたのはメーカー系商社。選考フローは「一次→二次→三次→最終」でしたが、なんと三次面接まで行くことができました。志望度は高かったのでもし内定をいただいたら行こうと思っていましたが、三次面接は落ちてしまいました。予想される敗因は、

御社「うちの志望度はどんな感じかな?」

私「はい、御社が第一志望です」

御社「そっか~でもみんなそうやって言ってくれるからねぇ~」

私「そうですよね~」

御社「ほかの学生とは自分は違うんですって気持ちある?」

私「はい!(自信満々)・・・」

御社「・・・」

というやり取りです。

ありえないですよね。絶好のアピールチャンス+パスをくれたのにも関わらず、自分の変な受け答えで水の泡にしてしまいました。私が人事の立場だったとしても、こんな学生からは全く志望度が感じられません。御社は「はい!」の続きの「・・・」の部分が聞きたかったはずなのに、かなり優しくてフランクな雰囲気のなかで気が緩んでしまったのと、どのような言葉をつづけるべきかわからなくて発言することができず、この質問については流れてしまいました。

その後も、面接慣れ(話し慣れ)はしていったものの、振る舞いやここぞというときの質問で熱意が伝わらず、13社受けていた早期選考でしたが、まさかの全落ちという結果になりました。

さすがにショックでしたが、3月1日からの解禁に備えて気持ちを即座に切り替えました。(自分の切替の上手さ、ポジティブさに衝撃を受けました)


4.就活後半(3月~5月の成功体験)

さて、早期選考を最悪の結果で終えた私ですが、ここから今までの経験を活かして飛躍します。

具体的には、以下①②の2つの作戦を同時並行で進めました。

①3月1日に向けて2月下旬くらいに企業調べをして40社ほど一括エントリーしました。このころには、メーカーかITの二択かなと業界を絞っていました。3月1日以降でも、間に合う企業はちょこちょこと説明会の予約をしました。そこからESや一次面接など、選考に乗っていきました。

②就活が上手くいかなすぎて危機感の塊だったので、とりあえず志望業界関係なく地元の受かりそうな企業を受けてみました。OfferBoxやdodaなどのアプリで希望勤務地を地元周辺にしてオファーを受信して選考フローに進みました。

この同時進行がなかなかうまくいきました。やっとの思いで4月中旬に地元の証券会社から最終面接で社長からその場内定をいただき、初めて内定をもらえた嬉しさで泣きました。(笑)

それから内定が一つあるだけでマインドが変わり始め、自信がつきました。ここの企業さんには申し訳ありませんが、「ここで働くのは絶対に違う」と思っていたので、燃え尽き症候群を脱して更なるモチベーションが沸いてきました。

そこからは選考に落ちたり通過したりして持ち駒が絞れていきました。

そして、5月の中旬に
東京のIT SIer 地元のメーカー 東京のメーカー
から内定をいただくことができ、

一番志望度の高かった東京のメーカーに内定承諾をしました。


ここを選んだ決定打となったのは、待遇/活躍の場/経営状況です。

待遇については、基本給(固定残業なし)は22万、借上社宅は25平米以内で家賃約10万円の物件を自分で探して年数制限なしで月々2万円以内負担ということで、地方出身にとってはすごく助かります。活躍の場としては、海外に3つの国に支社・工場があり、親会社関連の支社と関わることがあれば、範囲は無限に広がります。日本での勤務では営業職のほかに企画職も勧めていただき、自分のなりたい姿が見えました。経営状況については、営業利益率が日本のメーカー平均の3倍であることや、日本での市場成長性が低いことを見越して海外展開を着実に進められていることが挙げられます。大学の教授は、10年後くらいに真っ当な会社になっていそうだねと分析してくれました。

総合的に長い目で見て、自分が働きたいと強く思える企業です。

おまけで社員の方の人柄の良さですかね、社員座談会や面接を通してなんとも穏やかな人が多いと思いました。地方民からしたら東京の企業の雰囲気は少し冷たくとがって見えますが、この企業ではそれを感じませんでした。(見せ方が上手いんですかね!)笑


以上、

説明会   80社
ES提出   27社
一次面接  25社
二次面接  15社
最終面接  8社
内定    4社

内定承諾  東京のメーカー総合職

で、就職活動を終えました。


5.23卒以降の就活生へのアドバイス

①焦りすぎない
(行動は機敏に、メンタルは落ち着いてね、ということ)

②早くから本気にならない
(燃え尽き症候群防止と大学生活の充実のため)
(早期選考で絶対に決めようと思うとその後の気力が・・・)

③最初は視野を広く
(絞りすぎると後から他業界に興味が出たときに困る)

私の経験からできるざっくりとしたアドバイスはこの3つくらいかな〜と思います。

長々と書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!


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