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京の詩写暦 2023年6月


傘の中にいると
寂しくなる

雨の中の一人は
寂しい

雨の音だけが
自分の世界になっていく

滲んだ色が
世界を曲げていく

不安になる

「おかえり」

傘の中に響く
君の声が
不安を溶かしていく


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