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気候変動をわかりやすく

新年あけましておめでとうございます。2021年もコロナと共存して1人でも命を助けて協力していけるような1年にしていきましょう。今回は、気候変動についてビルゲイツの意見を参照してわかりやすく説明したいと思う。

この気候変動は非常に不公平であり、人間の倫理の問題であるとビルゲイツが発言している。それは富裕層や中間層が気候変動を引き起こし、その被害を被るのは貧困層であるからである。気候変動の例として極端な暑さ、農作物の不作、干ばつや異常気象などがあるが、これらを乗り越える資金やテクノロジーが今現在世界にはないと言っている。このままいくとIPCCが予測した地球の平均気温+4.8℃という最悪のシナリオに向かっていく方向である。

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平均気温が上がるごとによってこのようなリスクが起こってくる。この議論は30年前から上がっていたのにもかかわらず、だれも直接的に地球温暖化を防ぐことに成功している人はいない。そのため、あらたな視点で気候変動に取り組む必要がある。ここでしっかり押さえておくポイントは温室効果ガスの排出源割合である。

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これは1990年から2017年のアメリカの温室効果ガスの排出源割合である。赤が運送関係であり車や飛行機などである。青の部分がエネルギーを作るときである。火力発電や原子力発電などの電気を生むようなエネルギーがこの分類である。紫の部分は製造業の部分、緑の部分は農業関係、オレンジは商業関係、黄土色の部分は住宅関係である。このように温室効果ガスはさまざまな場所から発生しているのを理解してほしい。それぞれの分野で適切に1つ1つ対応してくことが必要である。30年間温暖化が止められなかったのは、パリ協定などの全体では地球温暖化の対策はしていたものの個々の対策はその業界に任せぱなっしだったため、進まなかったのであろう。そのためこれから真剣に取り組むためには、分野ごとに対策していく必要がある。

まず、運送業関係であるが、ここは主に車と飛行機について考えるが、車に関してはハイブリットカーやEVが発達してきて二酸化炭素を少なくしている努力をしているが、そのEVのCO₂排出量は従来の半分に過ぎないため、新たなガソリン車と対等に走れる蓄電池を発見することが求められる。次にエネルギー源、電力についてであるが、これは再生可能エネルギーが発達しているが、主に太陽光や風力が多く作られてきているが、この電源は不安定であるため、その弱点を克服するようなものが必要である。また、原子力の技術をより安全に使えるような新しい原子力エネルギーも必要である。製造業に関しては、プラスチックや鉄、コンクリートから抜け出すことが必要である。特にプラスチックの海洋問題は今も深刻化しており、生態系を破壊する可能性もある。そのため、それらの代わりとなるような新しい材料が必要不可欠である。最後に農業について考えると、牛はものすごく地球を暑くしている。地球上に牛は15億頭いて、多くの二酸化炭素、メタンを排出している。世界で見ると中国、アメリカに続いて3番目に排出している。1キロの牛肉はガソリン車で換算すると160キロ走った時と同じ排出量である。それでも肉の消費量は伸び続いているため、対策が必要である。

このように気候変動を考えると、みんな再生可能エネルギーのことを考える人が多いが、それ以外にも分野で見るといくつもの部分で対策が必要があることが言える。このような問題を理解して、新たな取り組みを始めているビルゲイツに期待して地球温暖化を少しでも防ぐことを期待している。



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