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脱炭素に向けたアイデア

2021年現在、多くの日本人が環境問題に興味がないと思われる。それは先月の自由民主党の総裁選で明らかだ。環境問題についての言及があった候補は河野さんでほかの候補は環境問題に興味がないかのような感じを受け取った。これは国民にも言える。欧米と比べると明らかに環境問題への関心が劣る。この原因としていくつか考えられるが、1つ大きいのが当事者意識の違いである。アメリカやオーストラリアでは頻繁に山火事で多くの被害が出ている。またヨーロッパでは熱波など異常気象が頻繁に観測されている。また、日本は自然災害を天災と考え、コントロールすることが難しいと考えるため、環境問題の認知が低く、思考停止状態になっている。確かに文明の違いはある。しかしながら我々は自然に恩恵を得ている国だからこそ、そり自然を大切にしなければならないと考える。そのため、僕が考えるのが日本の国民性、文化を生かし、カーボンニュートラルと日本人のギャップを埋めるためのアイデアである。

(プランの具体的内容)
① 酸素より二酸化炭素を排出している森林や自然災害で機能しなくなった木材を再利用して美的価値のある家具、アート作品、装飾品やアクセサリー、小物などを提供する。
(1)家具…椅子、テーブル、ソファーなどの大型商品
(2)アクセサリー…スマホカバー、アップルウォッチのバンド、ネックレスなど
(3)装飾品…小物入れ、収納箱、筆箱、時計のカバーなど
(4)アート作品…木製のキャラクター、木のみでのアート作品
② ものづくり体験などの教育活動
(1)ものづくり体験…職人が作る過程を体験することで自分のオリジナル商品の提供
(2)地球温暖化についての学習…多くの人々が地球温暖化の認知を変えるような教育
(3)日本文化を体験できるような仕組みづくり
③ 祝祭性を体験できるようなお祭り、フェスを開催する。
夏祭り…余剰木材を使ったステージかた店舗までの祭りを行うことでの地域活性、コミュニティの形成

(実行方法、課題)

まず、初めに①の美的価値を感じる商品を作ることにコミットする。4つのカテゴリーの中で家具と美術品は市場より高めで売る。その商品を長期間(10年以上)保持することで我々から顧客向けにお金がもらえるシステムを作る。システムはすべてデジタルで行う。商品にQRコードを付けて、アプリと連動させて商品をいつ買ったかを確認できるとともに10年以上捨てずに所持していたら電子決済を使って送金するシステムである。小物とアクセサリーに関しては市場より少し高い値段で提供する。そこに美的価値を加えることで廃棄させないような工夫を行う。ある程度①の事業が循環してきたら、②の教育産業に力を入れていく。子供たちに職人さんの仕事体験を行うとともに、自分オリジナルの商品を作る環境づくりを行う。また、基礎学力学習以外の社会に必要な分野に教育を行っていく。文化、環境を主軸にインターネットで提供していく。
 課題としては、1つ目に、10年間信頼してもらえるかである。ベンチャー企業は10年間続く確率が20%~30%と言われている中でどのように生き残ってその信頼を消費者に理解してもらえるかが大事である。2つ目に商品の品質を維持し、保証できる体制を整える必要性がある。木材は基本的に自然で機能しなくなった木材を使うため、木材内部に亀裂やヒビが入っている場合の対応が必要になる。3つ目にカーボンニュートラルの本質を理解し、価値を提供できるか。高価格でありながら商品の説明を具体的に行えるかどうかである。一般的な日本人は安いものの魅力を感じ、できるだけ安いものを買う文化があるため、その思考法からどのように脱却して商品をマーケティングする必要があるかである。4つ目に木材を調達する場所の確保をどうするかである。機能していない木材はあまり供給量が少ないと仮定するならば、機能している木材を使わなければならないが、その時しっかりと伐採した分だけ植林していける体制を作れるかである。最後の5つ目にこのシステムがビジネスとして成立するのかである。今まで日本文化の産業は資本主義と相性が合わなかったことは事実である。そのため日本の伝統工芸品などが存続の危機に直面している。その課題をどのようにして解決していくかが大事である。

みなさんこのアイデアをどう思いますか。評価していただけると幸いです。

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