見出し画像

祭りのあと【逆噴射ライナーノーツ中編】

主菜は紅茶花伝、副菜はオランジーナ、俺が電楽サ

前編から時間かかりすぎじゃないですか!?

そんな意見が武蔵小杉辺りから聞こえるかもしれない。そういうお前の意見はまちがっていない。これも全てジョジョ4部が面白かったせいなんだ。億泰がいいやつだったせいなんだ。

今更ライナーノーツなんて見ないわよ!!

そんな意見も新小岩辺りから聞こえてくる。確かにその通りかもしれない。だけど待ってくれ。
魑魅魍魎たちがライナーノーツを出し尽くした今、むしろ埋もれず読んでくれるやつが多くなるかもしれないだろ?
note始めたての俺にはこうゆうゲリラ戦法が必要なんだ。分かったか?じゃあ中編を始めるぞ。 

◆◆◆◆

7,ブラッディ・アロハ

最初からヤバイやつだ。アロハを纏った狂人が暗黒メガコーポに殴り込みに行く話。一番スキの数が多い話でもある。正直こんなに反響があると思わなかった。
主人公がまともな時をダラダラ書くよりもさっさと殺しを見せたいと思ってこの書式になった。忍殺を摂取してなければ思いつかなかったと思う。最後の文がかなりキマってるのでまだ読んでないなら読んでほしい。面白いから…。


8,星海は豊漁なり

またSFが書きたくなった。宇宙で漁をする男と娘の話だ。宇宙×漁の話はいくらでもありそうだし、今ひとつ良さを400字で出し切ることができなかったと思う。ここら辺からアイデアの枯渇がやばくなってくる。


9,ライク・ア・ローリング・ストーン

バカ話。ついにやってしまったな、お前は。
アイデアが枯渇して、「おむすびころりん」を改変して書いた。オムスビのヤバさがあんまり伝わらないし、最後の書き終わりも興味惹かれる感じには出来なかったと思う。もっとオムスビの怖さが書ければ良かった…無念の作品。


10,或県が狂うまで

「或県」が地域ブランドのために悪魔を呼び寄せてしまう話。
はっきり言ってスゲー面白い。とても好き。まず県庁に合法幼女が働いているという時点で7兆点あげたい。書き終わりも不穏な雰囲気を出せたのでかなり好みだ。


11,婦人狩り、その男こそガルデモンド

いろんなバケモノが出てくる話だ。元々、GANTZの能面と般若面の侍コンビが好きでどうにか般若武者が出られるものが書けないかと思って書いた。
ただパワーワードが横行し過ぎて、話の筋が分かりづらくなっているので反省点だ。


12,はいこちら肉力士公司

逆噴射小説大賞、なぜか空前の力士ブームが来ており、数多くの力士作品が輩出された。正直力士作品はそのどれもが良質でネタ被りが危ぶまれる戦場だ。
だから俺は力士を家具にした。力士家具、通称「カ具」を売る男の話だ。これならネタ被りもあんしんだ。
何度か改稿して今の書き終わりが一番気に入っている。とても面白い。


13,血肉無くとも

め、明六社がオートマタを作っていた!?
『ディファレンス・エンジン』みたいな歴史改変SFが書きたくて挑戦してみたが、明治期はどんな建物が?どんな服装が?など歴史考察を考えたら頭がまじで破裂しそうになった。だからブルーススターリングとウィリアムギブスンはすごい。
Q.なんでパイルバンカー?
A.一番かっこいいし、一番スチームパンクだからだ。


14,楽しい寮生活

不穏な寮の話。とても面白いので読んでほしい。明るい日常の裏に不穏な気配がある話がとても好きなので書いてみたかった。
寮が舞台なのは同じ年代の人が寮独自のルールを守って入浴や食事をしてるのが面白かったからだ。
こういう不穏な話が好きな人は是非映画『ゲット・アウト』と吉村萬壱さんの小説『ボラード病』をお勧めします。

中編はここまでだ。遅ればせながらここまで付き合ってくれてありがとう。また後編で…。


#逆噴射小説ライナーノーツ   #逆噴射小説大賞   #紅茶のある風景   #小説   #アロハ   #SF   #推薦図書

この記事が参加している募集

推薦図書

ここに送られたお金は全て電楽のビスコ代として利用させていただきます。