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【倶利迦羅不動寺】オリジナル刀展示ケース製作日記④ (仮)完成
薙刀を無事飾れた時が本当の完成ですが、今薙刀の実物が手元になく確認できないので、代わりとして2尺5寸の太刀を飾ってみました。
2尺5寸でも小さく見えますね…
実際に薙刀を見たら大きさに驚愕しそうです。。
・完成した姿がこちら
以下は動画版です。
動画版① pic.twitter.com/m5MktZcdRH
— 刀箱師 | 中村圭佑 | 展示ケース作家 (@katana_case_shi) September 15, 2020
少し画像が粗いですが、刃文の見え方です。
動画版②
— 刀箱師 | 中村圭佑 | 展示ケース作家 (@katana_case_shi) September 15, 2020
刃文とその他見え方です。
ライトは内蔵ではなく、外部から当てる仕様です。 pic.twitter.com/G56V8gx23E
実際はこの刀の1.5倍くらいある薙刀を飾る予定です。
茎の目釘孔を使い固定しています。
下部は両脇から茎を挟む形で刀身が回転するのを抑えています。
実際の薙刀は目釘孔が2つあるので、下部も目釘孔を使い固定する予定です。
目釘孔に対してしっかりネジ固定しているので、ある意味刀掛けに置いているだけの展示(免振装置なし)よりは地震などの揺れに強いと思われます。
少なくとも刀身の落下はない。
因みに茎を傷つけない為に、金属部品(ネジ部など)が茎に当たらないように樹脂の部材を挟んだり、アルミの表面にフェルトのような生地を付けて傷防止をしています。
こんな感じです。
また、ケース角度を任意の位置に変えて固定する事が出来ます。
ケースの角度調整の様子です。
— 刀箱師 | 中村圭佑 | 展示ケース作家 (@katana_case_shi) September 16, 2020
(製作途中の映像なので布が付いてなかったり、刀が付いてなかったりしますが) pic.twitter.com/NLYS7g3V31
縦型展示などで姿を見せたいときは、区部分を地面と平行に固定してあげれば、反り具合が顕著に見えます。
こう見ると日本刀って凄く沿っていますね^^
因みにこの太刀は右から3番目の鎌倉中期頃の姿を写していると思われます。
・終わりに
遂に刀身を展示ケースに固定する所まで出来ました。
後は実際の薙刀を飾って見て問題が無ければ完成となります。
内心全ての工程にビクビクしていますが、刀身を無事飾れた時は部屋で一人テンションが上がっていました。
縦型展示の迫力は想像以上で、刀身も間近で見れるので美術館よりも刃先の鋭さなど感じて頂けるかもしれません。
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
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