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ソハヤノツルキが間近で見れる?!

久能山東照宮さんから衝撃のクラウドファンディングが発表されました。
内容はソハヤノツルキを含む徳川将軍家伝来の重要文化財や国宝の刀14振の鞘の新調、並びに真恒の太刀拵の修復(復元模造の製作含)に充てる費用の調達との事。
既に数百年も経過した当時の白鞘は老朽化しており、本身を安全に保管する事を考慮しても、これは新調するのがベストというのは誰もが同意するところでしょう。
対象の14振が以下。

(画像出典:久能山東照宮クラウドファンディング


既存の白鞘については、入れ子鞘(白鞘の中に白鞘を入れる二重構造)である事からも今まで如何に大切に保管され、重宝されてきたのかが良く分かります。

(画像出典:久能山東照宮クラウドファンディング

詳細はクラウドファンディングのページを見ていただくとして、この返礼品が目を引きます。
特に寄付額10万円での返礼品、ソハヤノツルキの特別鑑賞会とはソハヤノツルキをガラス越しでない目の前で見れる、という事らしいです!

※2024/3/7 0:20追記
(※最初ソハヤを手に取れる、と私のブログで書いていたのですが、OK間さんから教えて頂き「刀掛けに掛かっている状態で目の前で鑑賞出来る」の誤りでした。大変失礼しました。)

更に個人的に気になるのは復元や新調にあたり調査した記録などをまとめられるとされる調査資料。
こちらは85000円から。

(画像出典:久能山東照宮クラウドファンディング


10万円の寄付を選べばソハヤが目の前で見れて見れて、かつ調査資料も手に入る
しかし金額もかなり高額で悩ましい所です…。(1万円の返礼品でソハヤを鑑賞出来るものもありましたが既に売り切れです)
ソハヤは見たいのですが土日というのが子供の都合でなかなか行くのが難しそうな事もあり。

特別鑑賞会は各回10名程、と書かれているので30名ほどで打ち切られるのでしょうか。
一応返礼品に上限は書かれていないので大丈夫な気もしますが、既に20名以上申し込みがあるので気になる方は急がれた方が良いかもしれません。

他にも沢山の魅力的な返礼品あるのでぜひ以下をチェックされてみてください!


因みにプロジェクトは今日からでしたが、執筆時点で既に120%の達成。
例の如くあっという間のプロジェクト達成は圧巻で、刀を将来に向けて安全に残したい、支えたいという人の多さを実感します。

(画像出典:久能山東照宮クラウドファンディング


私も一愛刀家として嬉しく思うのですが、そもそも論として文化財所有者がクラファンなどで資金調達をせねばならない状況には以前よりちょっと疑問を感じます。
クラファンが出来たからこそ何とかなっている所は多そうですが、本来であればこうした費用は国が一部を補助金で、などとケチくさい事は言わずに全額費用負担するくらいの意気込みを見せてほしいところです。

と、そんな事を書いても事は前に動かないのでしょうがないのですが。
残り60日を通して既に1000万円以上の寄付が集まっていますが、どこまで伸びるか楽しみです!

久能山東照宮『刀剣伝承』クラウドファンディングの詳細は以下から見れます。



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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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