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2023霜剣堂さんの新春展示即売会に行ってきました

新年といえば、という事で毎年恒例の霜剣堂さんの展示即売会に昨日今日と行ってきました。
毎年名刀が多く並ぶ展示即売会でもありとても楽しみです。
個人的には小太刀や剣を探しているので良い物があれば嬉しいなという気持ちも抱きつつ…。

原宿駅から徒歩3分くらいの所にある霜剣堂さん
門松が飾ってありました

11時頃到着しましたが、初日は特に混んでおり常連さんと見られる方が沢山。展示即売会の際にだけお会いする方もいらっしゃっており、元気な様子が伺えてなによりでした。

店内に入るとやはりまず見てしまうのは短刀コーナー。10振り程度並んでおり、今年もいくつか気になる短刀が。


素晴らしい姿に精美な地鉄と冴えた刃を兼ね備えた健全な来国俊の短刀、素晴らしい彫が入り地景の美しい越前下坂。
重ね厚い皆焼の長谷部なども。

短刀コーナーを過ぎると新刀や新々刀が並んでいます。
豪壮な姿に彫の見事な栗原信秀や刃の冴えた濤瀾刃の助広、刃中の働きが盛んな虎徹などは見所満載で充分に楽しめる作が並んでいました。

お店中心部には数十万から200万円台くらいまでの刀や短刀中心でしたが、そこにも面白いのがちらほら。
即売会で何度かお会いしている方が「これ良さそうですよ」と仰っていたので拝見させて頂くと精美な地鉄に直刃、そして棒映りが立っている。
在銘年期入りで、何だこの名品はと思い値札を見るとまさかの40万円以下。聞いた事の無い刀工作でしたが、このような作がこの値段であるのかと驚愕。
個人的にも欲しかったのですが、先に見つけた方も欲しそうな感じだったのでもしその方が買わないなら買おうと決め昨日帰宅。
今日行ってみてどうかなと思ったのですが無かったのでそういう事かと。笑
お迎えおめでとうございます!
あの短刀は本当素晴らしかった。周りの友人に茎を隠して幾ら位に見えるかゲームをしていたところ、皆さん200~300万との意見が。
名品コーナーばかり見ていては見落としてしまいますね。
他には室町期の備前法光などは生姿で健全かつ地鉄も美しかったです。
帽子が深く返っている所は祐定のようです。

そして奥の名品コーナー。
刀好きであれば誰でも知っているような著名刀工作の刀が並んでいます。
ここはこれ以上語る必要はない、いや多すぎて語れないコーナーなので是非実際に行かれて雰囲気に圧倒されてみては如何でしょうか!

小太刀や剣の展示はありませんでしたが帰りには名刀カレンダーを頂きました。
今年は全て表紙のような押形が載っていました。

刀にはまってから今年で6年目になります。
霜剣堂さんのカレンダーは自身の刀歴を知れる密かなコレクションと化しています。

明日から3連休ですね。
中には大幅に安くなっている物もあるようですので興味ある方は是非行かれてみてはいかがでしょうか。
霜剣堂さんの展示即売会は1/10まで原宿にて開催されているようです。

(画像出典:霜剣堂からのお知らせ


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それでは皆様良き御刀ライフを~!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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