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日本刀の写真からAI動画生成してみた 「Luma Dream Machine」

AIの進化が止まりません。
気になった物はちょこちょこ触っているのですが、以下の「Luma Dream Machine」もまた凄いです。


試したものが以下になります。
途中から顔が少し変わったり、知らない人物が登場したりしますが、刀などは上手く想像して先が描かれています。

AIはもしかすると「刀の鑑賞」というのも理解しているのかもしれません。刀の画像をアップしても刀を鑑賞して光を当てている様子の動画が生成されました。(最後に変な人が出てきますが…)

ケースに飾られた刀、などはもはや元から動画だったかのように区別が付かないほど高度に生成されます。



そして支部での刀鑑賞の様子の写真からAI動画生成したのが以下です。
刀を振り回すような動画が生成される事を予想しましたが、生成された動画は自然に刀を鑑賞する動画でした。
不自然なところは顔が一度ピクっと動くところくらいでしょうか。
やはりAIは刀の鑑賞という行動を理解しているように感じます。


因みに同じ鑑賞中の画像でも、部屋が暗いと最後に豪邸の中でスーツを着た男が登場するような動画が生成されました。
刀が高級なものとしてAIに認識されているからか、もしくは暗さから怪しさを演出する動画になったのでしょうか。
しかし刀を振るようなそぶりは見られません。


今回試したものは以下のサイトから誰でも簡単に行えます。
試し切りの時の写真などであれば刀を振るのでしょうか。
どなたか試してみてください。


AIはここ1年で様々な分野で急激に進化しているので、来年にはもう本物か偽物か区別出来ないような動画が出来る気がします。
今年だけでも相当AIが実生活に取り入れられてきています。
chatgpt4oで英会話スクールにお金を出す必要もなくなりましたし、打ち合わせも文字起こしだけではなく、AIが会議に参加して意見を出してくれて、解決案や方針まで打ち出してくれる時代に突入しました。
たぶんこれからはAIに稼いでもらい人間は如何に自分の好きなことをして過ごす、という時代になると思います。
その時に好きな事がなくて暇死にする事が社会現象になることを予想しておきます。暇死にしている人へ向けたビジネスが時流に即していくかもしれません。私は興味ないのでやりませんが。
肉体労働や物を作る作家活動はなかなか直ぐには置き換わらない気もします。
いずれにしてもAIの進化には真剣に向き合っていく必要は皆1人1人にあるのかもしれませんね。自戒も兼ねて。

今回のAIの凄い所は誰が見ても分かるように、写真1枚からリアルな動画が生成される点です。
しかし裏を返せば、身近に溢れるプライベートな写真を誰かが投稿してしまうと勝手に動画が生成されるリスクもあります。
SNSに写真を上げていない人でも、昔の卒アルの写真や友達と撮った写真など自分の手で管理していない写真は世の中に実は沢山あるのではないでしょうか。
それらの写真からまるで事件を起こすようなフェイク動画を生成されててSNSで拡散されたとしたら…。
そうした冤罪からどう身を守っていくのかというのも今後人類皆が真剣に考えていかなければならない課題になっていくかもしれません。


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

「刀とくらす。」をコンセプトに刀を飾る展示ケースを製作販売してます。

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