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オモイをカタチに研究所~起業家から学ぶ企画力・実行力~

公務員で綴る Advent Calendar 2022 Day11

この記事は2022年12月11日にアップロードしたものを同内容で複製したものです。
諸事情により元記事は削除しました。かたじけない!

どうも、現役公務員の吉崎です。2022年も残りわずかですね。
今回は、公務員仲間が企画してくれたイベント「公務員で綴る Advent Calendar 2022」に参加し、そのテーマについて書いています!

この「アドベントカレンダー」は12月1日からクリスマスまでの期間、みんなで1日ひとつ記事を投稿してカレンダーを作ろう!というイベントです。
元々はクリスマスまでの日数を数えるために用いられたカレンダーで、19世紀初頭のドイツで始まり、一説によるとドアに毎日チョークで印をつけたことが起源なんだとか。

さて、テーマは【2022年を振り返る】で、こんな仕事をした、こんな体験した、こんな人と出会った、こんな本を読んだ、一年を振り返って今こんなことを考えている、、、などなど。
全国各地でそれぞれのまちを、それぞれの仕事で支えている公務員たちが2022年を振り返るリレーブログです。
公務員はもちろん、公務員以外の方にもぜひ読んでほしいです。

私の2022年を表す漢字は〝挑〟

私にとって、2022年は挑戦の年でした。なので、私の今年を表す漢字は〝挑〟です。
仕事では、新規事業となるCO+LAB MUSASHINO(「コラボむさしの」と読みます)を立ち上げたり、3年ぶりとなる大規模リアルイベントを開催したり(3年ぶりなのでノウハウが失われかけてた)、東京都市町村職員研修所で講師としてデビュー(「問題解決」という講座で1クラス3グループ22名を担当)したり、プライベートでは、人生初の人間ドックを受診したり、「アイスブレイクについてあーだこーだ語る会」を開催したり、娘が小学生になったり、息子を新しい保育園に通わせたり、、、。

オンライン市役所 庁内放送のパーソナリティに挑戦

そんな中でも、今回紹介したいのは「オンライン市役所」の庁内放送のパーソナリティに挑戦していることです。

オンライン市役所というのは、全国の公務員で運営する公務員限定のオンラインプラットフォームです。
1,000を超える自治体や国から、5,000名以上の地方公務員・国家公務員(事務職や技術職はもちろん、教員や消防など多様な職種)が集まっています。
基本的には、Facebookの限定グループで情報の発信や共有をしています。

庁内放送とは?

リアルタイムで交流する時間の確保が難しい人のために、Facebookグループ内限定で毎日オンライン配信を行っている番組です。
配信中にコメント(ニコ生みたいな感じ?)したり、アーカイブ動画をいつでも視聴したりできます。日替わり配信のパーソナリティやゲストのほとんどがオンライン市役所に参加する有志の公務員で、全国の公務員の活動や思いを知る機会にもなっています。
曜日ごとのテーマは、各パーソナリティが自由に設定しています。

突然の出演依頼

そんな庁内放送の木曜日枠が空いた(前の番組が終了した)ため、新たな番組を立ち上げて、そのパーソナリティをしませんか?とお誘いを受けたのが、参議院議員選挙真っ只中の2022年7月10日で、投票所で選挙事務をしている時でした(笑)
その時点では、私はオンライン市役所ではほぼ幽霊職員状態だったため、まさか木曜の22時に毎週放送しているなんて事実を知りもせず、「単発のオンラインイベントかな?」くらいの軽いノリでOKしました(苦笑)

声をかけてくれたのが、同じくパーソナリティをすることになったホセさんこと藤村さんでした。
ホセさんとは、認定NPO法人 サービスグラント同じ公務員プロボノワーカーとして、一緒にオンラインイベントを実施したのがきっかけで出会いました。(まだリアルではお会いできてないんですがw)
そんなホセさんやオンライン市役所の運営にも携わっている岩葉さんからの頼みでしたし、直感的に「なんか面白そう」と感じたのでOKしました。

オモイをカタチに研究所 爆誕!!

そんな訳で、急遽出演が決まったのですが、新番組の趣旨はホセさんが考案してくれていました。
オンライン市役所は公務員限定のクローズドなコミュニティで、庁内放送の出演者も公務員がほとんどなので、公務員ではない人が出演する日があっても面白いのではないか。特に、プロボノ活動で出会った起業家さんはとってもパワフルで社会課題に挑む企画力や実行力が、公務員にも参考になるのではないか。そんなイメージを基に、番組のコンセプトを決定しました。

<番組コンセプト>
起業家は課題を解決するために、どのようなオモイで、どのように企画し、事業というカタチにしていくのか、、、。その企画力、実行力は公務員が地域課題を解決するための政策を考える上で、とても参考になるのではないかと考えています!社会を良くしようと働く気持ちは起業家の皆様も公務員もきっと同じはずです。行政から見えていない世界を共有してもらい、共に前へ進むことができれば、また一つ社会が良くなる、そんなきっかけにしたいと考えております!
また、放送を通して紹介される起業家の方のパワフルさをぜひ感じていただきたいです!きっと見ていただいた方のモチベーションにも繋がるものと思います。
そして、放送が終わった後、ちょっとだけ前向きな気持ちになっている場所になればと考えています。

番組タイトルもホセさんが提案してくれた候補から採用し、こうして「オモイをカタチに研究所が爆誕しました!!

このサムネイルもオンライン市役所の公務員仲間が作成してくれました!

起業家への質問内容は?

私とホセさんは「研究員」という体で(完全に後付けですがw)ゲストの話を聞いていきます。主な質問は、以下の6項目。

Q1 自己紹介(特に職歴)と現在のお仕事の内容の紹介をお願いします。
Q2 現在のお仕事を始めた(起業した)理由やきっかけ等を教えてください。
Q3 始める(起業する)にあたって、企画・計画の段階で直面した課題や苦労したこと、壁にぶつかったことはありましたか?また、それをどうやって乗り越えたのでしょうか?
Q4 企画立案や課題発見、方針転換等の際に大切にしていることは何ですか?
Q5 公務員や行政に求めることはありますか?こんな支援をして欲しい、こんな考え方や視点を持ってほしい、こんな公務員がいてほしい、逆にこれはやめてほしい等。
Q6 最後に、いま追いかけてる目標・夢を教えてください!

ほとんどのゲストがスライドを作ってきてくれるので、質問する順番や言い回し、質問数などは毎回状況に合わせて微妙に変えますが、基本的な軸は同じです。

スライドありバージョン
スライドなしバージョン

出演してくれたゲスト一覧

2022年12月11日現在まで放送回数18回、出演ゲストは12名(男性5名、女性7名)に上りました。その内4名は、2週連続出演してくださったので、話も深掘りできましたし、何よりこちらも安心して進行することができましたw 基本は30分番組なのですが、一度も30分で終わったことがありません(苦笑)平均1時間弱くらいになってます。
だって、ゲストが素敵すぎて盛り上がっちゃうんだから仕方ないでしょ?(←反省の色なしw)

(敬称略)
1 齋藤 綾治(株式会社といろ
2 角田 真住(合同会社Armonia
3 西岡 幸子(こ・ねくすと
4 佐々木 宏昌(神戸みらい学習室
5 Tさん(認定NPO法人フローレンス)*代表ではなく職員
6 嵯峨 生馬(認定NPO法人 サービスグラント
7 森林 育代(株式会社シーズプレイス
8 相原 恭平(むすびば株式会社
9 石川 美里(みらい畑株式会社
10 中上 敦夫(アツヲ飯
11 浅川 絢子(一般社団法人ビジネスシード
12 伊藤 綾(きら星株式会社

皆さまご出演いただき、本当にありがとうございました!

挑戦してみて分かったこと

まずは起業家の皆さんは、とにかくパワフルだということ。番組を通してめちゃくちゃパワーをもらってます。
そして行動力・実行力・突破力が総じて高い!
とりあえずやってみる、一歩踏み出してみる、できない言い訳をしない、何とかなる、そんなことを皆さんおっしゃっています。
加えて、そんなパワフルで突破力のある方々なので、周りの人や支援してくれる人を自然に引き寄せる魅力を持っています。話していると、心が温かくなっていつの間にか惹かれている自分がいます。

それから、ほとんどの方が子どもの頃や10代の頃などに、現在の仕事につながる何かを経験しています。失敗挫折であったり、周りの環境から受けるインパクトであったり、抱いたであったり、漠然としたオモイだったり、、、。
20~30代の頃にその夢やオモイとは違う仕事に就くことがあっても、心のどこかにあり続けていた。その引っ掛かりを無視できずに、あるいは何かのきっかけで現在の仕事に向けて一歩踏み出してみた。そんな共通点があるように思いました。

企画力に関しては、その発揮の仕方に個人差があったように思います。
ぼんやりしたアイデアやイメージベースでも、とりあえず一歩踏み出してみる方もいらっしゃいましたし、ある程度の具体的なプランを持って動いていく方もいらっしゃいました。
ただ、どちらの場合でも、動きながら(あるいは走りながら)軌道修正をしていく柔軟さと、その軌道修正の中でもブレない軸や信念を持っているということ。
それはおそらく、子どもの頃や10代の頃に経験した〝ナニカ〟であり、起業という〝カタチ〟で実現したい〝オモイ〟なんだと思います。

そして、その〝ナニカ〟や〝オモイ〟は決して起業家にしか無いものではなく、会社員にも、パートやアルバイトにも、子育てや介護、家事に専念している人にも、もちろん我々公務員にも、誰にでも必ずあるものだと思っています。
それに気づいて(自覚して)〝カタチ〟にできるように努力することが大切なんだと、起業家の皆さまに教えていただいた気がします。
いやー、我ながら良い番組だなー(←自画自賛w)ホセさん、企画してくれてありがとうございます!

以上、「公務員で綴る Advent Calendar 2022」12月11日を担当させていただきました、東京都武蔵野市の吉崎でした。(最後は自画自賛で終わってしまいましたがw)
明日はMakoto Koshigayaさんです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。かたじけない!

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