我がオリジナルバトルヒロインのブルーリアについて

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一説によれば、強い男性並みに戦えるバトルヒロインはリアリティレベルが低いという話があるのですが。

要するに、男女の体力差、腕力の差を補える何ががあればいいのですよな。

私の知識は乏しいが、知っている限りでは、現実の歴史上の事例だと、割と飛び道具があれば何とかなる、ようである。相手との距離を空けて、直接戦闘にはならないようにする、のである。

時代や地域によって使われる飛び道具は異なる。弓矢だったり、中国だと弾弓なるものがあったらしい。矢の代わりに、大きめの弾を弓で弾いて敵を撃つ物である。

時代が下ると鉄砲や銃になる。

ルネサンス時代のイタリアでは、バルトロメア・オルシーニなる武門の貴族の娘が、大砲を撃つのを指揮して、見事に城を守り抜き、敵を撃退した例もあるようだ。

まあ、これは自ら大砲を撃ったわけではないのだろうが。

で、ファンタジーにおいては、何と言っても魔法とか魔術とかがある。

私の書くハイファンタジーも、割と古式豊かなやり方をしていて、バトルヒロインは剣などの武器を使うより、魔法などで戦うタイプのほうが強い。あるいは信じる神々の助力か。

で、オリジナル小説の『ウィルトンズサーガ』では、3作目からはブルーリアという妖精の女が出てくる。

ブルーリアは最初、色香で主人公ウィルトンを誘惑し、その後も、他のヒロインたちに比べてかなりあからさまに女性である事を利用して助けを得るが、それでも前線に共に出て戦いはする。

3作目『深夜の慟哭』の中で一番激しいバトルは、地下世界へ下りてからの、三つ頭の巨犬との戦いだ。

このバトルは、ブルーリアの魔法による援護がなければ、ウィルトンとアントニーだけでは勝利するのは難しかっただろう。

まあ、そう見えるように書いたつもりである。

もちろん、ブルーリアだけでもどうにもならないので、男性である二人の英雄の助けを望んだのも、作中の事実であるが。

前回の記事では、90年代頃はバトルヒロインは、そんなに強くなかったと書いたが、そんな時代でも、ファンタジーにおける魔法使いなどは比較的強い女性キャラとして書かれていたと思う。

たとえば、当時、様々なウィザードリィの派生作品があったが、その中の女性魔術師が出てくるアニメは、今でもそのシーンを覚えている。

というわけで、私のハイファンタジーも、割と古式豊かな物語である。

ファンタジーによっては、何らかの理由で、女性にしか使えない特殊能力の設定がある。

それをある程度の説得力をもって、設定し物語に持ち込むことができれば、リアリティレベル高めで、男性より強いバトルヒロインが多い理由も設定できるはずである。

まだ私のハイファンタジーの中では、性別によって使える能力が違うようにはなっていないが。

今後は出してもいいのかな? とも思う。

では、今回はここまで。

読んでくださってありがとうございました。また次回の記事もよろしくお願いします。

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