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レトロRPG『マイト&マジック3』の思い出と感想

 三十年ほど前にハマっていたレトロな米国製ゲームについて、今回は語りたいと思います。

 以下はYou Tubeにあった動画です。



 当時日本で流行していたRPGは、ストーリーがはっきり設定されていて、そのストーリー通りに展開してゆくRPGだったと思います。

 キャラクターには明確な目的があり、その決められた目的を達成するために一本道のシナリオを進む。

 シナリオが複数あるタイプでも、シナリオごとにストーリーと目的は設定されていたと思います。

 こちらは、はっきりした目的もストーリーもなく、広大なフィールドやダンジョン、また街の中を探検しながら、モンスターを倒したりレベルを上げたりして、その都度自分がやりたいことをしてゆきます。

 クエストなる単発の依頼を受けたり、ふらっと街の外に出てモンスターにやられて全滅したり、ハードで自由な冒険を楽しむのです。

 全てが3Dで構成されており、上から見下ろすタイプよりも、臨場感がありました。

 最初からハードモードで、ゲーム開始から即座に、わけも分からず3Dの街中に放り出されます。与えられた目的はなく、決められたストーリーもなく。自分で何かをしようと決めなければ何も進みません。

 とりあえず周囲を歩き回っていると、突然、巨大ねずみに遭遇して全滅します。

 何だかよく分からないまま、街中をビクビクしながら歩き、レベル上げや装備を整え、何とか大量発生する巨大ねずみを倒します。

 この街の一般人は、どうやって生きているんだろうと思います。

 何の説明も無いです。

 そんなゲームでした。

 レベル上げしながら、徐々に活動範囲も広がりコツをつかんでくると、俄然ゲームは面白くなります。

 最後は、善・悪・中立のどれかの王に味方して、他の二人の王を滅ぼします。

 善・悪・中立は、ウィザードリィにもありますが、まあ悪だからといって救い難い悪ではなく、特に悪人プレイが出来るわけではありません。

 その点では、これから何年か後に出た国産RPGの『ルナティックドーン』の方が攻めていたとも思えますね。

 二人の王を滅ぼすと、それから何だったかな? なんか宇宙船みたいな中に入り、世界の謎が解き明かされたのだったかな?

 すでに記憶の彼方です。宇宙船みたいなのがあったのは多分間違いないです。

 アメリカではものすごい人気だったそうですが、日本ではあまり売れなかったゲームです。

 何となく理由は分かります。

 私はこのゲームが大好きでした。今でも思い出のゲームです。

 ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

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