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人生100年時代の一つのヒントがここにある。若いうちに準備するのは老後の資金だけではない。

ここ数年でお年寄りの働く姿を街で目にする事がとても多くなった。特に2000万円問題が報道されてから顕著になった。清掃の仕事だけでなく、今まであまり見られなかった、若い人たちが働くファーストフードチェーンなどの接客の仕事も高齢化が進んでいる。正直誰でもできるでもけど大変な仕事をされている方が多い印象だ。若い人たちと同じようには働けなくて戦力としては厳しい方も見受けられる。

もちろん、街で目にする働くお年寄りの方々がいる一方で、目にする事がない方々もいる。

Youtube 森重利さん80歳。人生100年時代を生きる一つのヒントがここにある。

茨城県日立市に昭和25年創業の老舗鉄工所がある。その歴史から技術力がすごくて、かなり巨大な製品を作っている。同業他社でも中々真似のできないものを作っている。そんな工場の片隅で寡黙にものづくりに取り組む現役職人の森さんのドキュメンタリー動画を見て考えさせられた。

人にはそれぞれ生き方がある。定年まで会社勤めをして第二の人生で新しいことをはじめる方も多い。旅行を楽しんだり菜園を楽しんだり、様々な老後があると思う。

ただ、自分の老後を想像した時、旅行や菜園などではすぐ退屈になって、とてつもなく暇を持て余すような人生が待っていそうで、あまり明るい未来が想像できない。歳をとってからはじめても若い時と比べて覚えは悪いだろうし体力も落ちている。もちろん人それぞれ肉体において歳の取り方は違うから、あくまで私の話です。

亡くなった祖父母が"家財は火災でなくなるけど、身につけたものは死ぬまでなくならないんだよ"と言っていた意味が、50代を目の前にしてその行間的なところが見えてきた気がする。

若い時に様々なことを身につけた人ほど、老後の豊かさは違うはずだ。とくにものづくりにおいては。この動画を見てこれから迎える老後をより豊かにするためのヒントをもらえたと思った。定年後は仕事をせずのんびり暮らす、みたいなのが普通のところ、森さんは80歳になってもなぜ仕事するのか?という問いに"老後の資金が乏しいから"とかではなく"楽しいから"続けていると言っていた。

歳をとってからでもチャレンジできる事はあるし、やる気さえあれば何だってできると思う。でも森さんのような生き方をするためには、若い時の生き方が反映される。歳をとってからでもできる事を若いうちから考えて置くのも色々考えがまとまって良い事なのかもしれない。

私は映像に関しては、森さんのように仕事があるなら続けたいと思う。あらゆる分野に浸透し、色々な場所、色々なもの、色々な人たち、色々な考え方、沢山の出会いがある仕事だけに続けたい。他、ものづくりが好きなので今のうちに習得できる技術は身につけておこうと思う。




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