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「ふるさと納税」はお得なことしかない

みなさん、「ふるさと納税」やってますか?
聞くところによると、利用率は10%くらいとか。
「名前は知ってるけど、やり方がよくわからない」
「ほんとにお得なの?」
よくわからないから。。。で流してしまうにはもったいない
ホント簡単にできてお得なのでやってみましょ!

■「ふるさと納税」ってどんなもの?

ざっくり言うと
・応援したい自治体に直接納税(=寄付)ができる仕組みで、金額に応じた自治体の返礼品がもらえる
・返礼品は食べ物から日用品、家電などさまざまで、還元率(返礼品の金額÷納税額)100%超えのものまで(還元率には30%の規制があるらしいけど)
「ふるさと納税の年間総額-2,000円」他の税金(住民税や所得税)から控除されるので、納税先が複数個所でも、返礼品に対する負担額は2,000円←ここ大事


■「ふるさと納税」どうやって申し込む?

いろんなポータルサイトがあります。
さとふる
楽天市場(楽天ふるさと納税)
ふるなび

などなど。
ジャンル別、地域別、金額別など、返礼品を便利に選べます。


■「ふるさと納税」いくらまでできる?

年間の納税限度額は所得額と家族構成によって決まります。
目安としてはこんな感じ。(総務省のHPより一部抜粋)

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詳しくは各サイトのシミュレーションでご確認ください。
限度額を超えた分は控除されない(戻ってこない)ので注意です。


■納税額を住民税や所得税から控除する手続き(ここ大事!)

①ワンストップ特例制度(コレ簡単です!) 
だいたいの会社員の方であれば「ワンストップ特例制度」が使えます(条件あり(*1)
ふるさと納税を申し込んだときに「ワンストップ特例申請書の送付を希望」にして、後日送付される申請書に必要事項を記入のうえ返送するだけ。
この手続きによって「ふるさと納税年総額-2,000円」が翌年の住民税から控除され、翌年の6月~翌々年5月まで毎月の住民税(*2)が減額になります。

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*1:条件は2つ
・確定申告をする予定のない給与所得者
・年間(1月1日~12月31日)の寄附先が5自治体以下の方(年間で1つの自治体に複数回寄附しても1カウント)
*2 :(ふるさと納税の年間総額-2,000円)÷12

②確定申告
所得控除「寄付金控除」として「ふるさと納税の年間総額-2,000円」を申告する。(所得控除については前の記事参照) この寄付金控除を申告することによって「ふるさと納税年総額-2,000円」が所得税と住民税から控除されます。
「ふるさと納税の年間総額-2,000円」の振り分けは以下のとおり
(ふるさと納税の年総額-2,000円)×所得税率:当年の所得税から控除(a)
(ふるさと納税の年総額-2,000円)×(100%-所得税率):翌年度の住民税から控除(b)(*3)

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*3 上では簡単に書きましたが、内訳は以下2項目の合計
(ふるさと納税の年総額-2,000円)×10%:基本分
(ふるさと納税の年総額-2,000円)×(100%ー所得税率-10%(基本分)):特例分

↓ 絵に描くとこんな感じ (総務省のHPより)↓

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ここでひとつ注意点。
①のワンストップ特例申請手続きをした後で、何かしらの理由(高額医療の申請など)で確定申告を行う場合、ワンストップ特例申請は無効になって確定申告での所得控除(寄付金控除)手続きが必要。(ワンストップ特例申請と確定申告が両方出された場合、確定申告のほうが優先されます


■ふるさと納税は1年中いつでも申し込み可能です

年末に話題にのぼることが多い「ふるさと納税」ですが、1年中申し込み可能です。
返礼品には季節のフルーツもあり、欲しい時期に申し込みが必要なものもあります。(タイミングを逸すると、返礼品が来るのが来シーズンになったり)
欲しいものがないとき。。。そのまま枠を流してしまうのももったいないのでトイレットペーパーやミネラルウオーターなどの日用品を返礼品としてもらうのもアリですよ。
自分の限度額を確認して、計画的に満額まで使いたいものですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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