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50歳漫画家志望者が70回持ち込み、連載を取るまでの総括

本日は1年間の投稿時期の総括です!
主に「やってよかったこと」についてお話しますね。
もっとこうしたら、ということは多々あったと思うのですが、
それは今後また活かしていこうと思っています。

今までの経緯はマガジンにもまとめてありますので
ご興味があればぜひ!

レベルを知る

一番最初の作品を持ち込む際に、結構多いと思うんですよね。
自分の作品のレベルを過信して目が曇っている状態…
私もそうでした!知らないことによってむやみな自信がある状態です。
趣味の方と商業漫画家ではハードルの高さが違いますね。
大事なのは画力…ってわけでもありません。
いってみれば伝えるための心配りかな、と今は思います。
違和感を感じさせない程度に画力も大事ですが、作風やジャンル、レーベルによってそこは必要度が変わりますので、大事なのはそこではなく…
漫画家志望者が読み切りを作る際は、
読む時に読者にストレスなく読み切らせる力がすごく大事なんだなあと…
(違和感のない程度の画力が必要なのは読者へストレスをかけないためです)
これは私もできているとは言い難いですし、大事なのにすごく難しいことです。
最初の持ち込みで、まあまあ絵はかけるしすぐに担当つくだろうなんて思っていたのですが、甘い甘い!

1番初めにネーム投稿した作品につけたキャラクターシート


初歩の初歩である漫画の画面構成や吹き出しの使い方から指摘をいただいて、自分がいかに漫画の基礎を疎かにしてきたかわかったのです。
だって本当に今読むと「読みにくい」し話がブレてるんですもの・・・
指摘されて当然です、としみじみと実感。
自分に足りないものを素直に認め、できる人に尊敬を持ち、学ぶ姿勢を持つこと。
編集さんの講評は絶対では無いですが、複数で指摘されることは読者も感じるはずですし、素直に飲みこんだ方が良いと思います。
また、自分が何ができてるのか、強みが何かを知って、そこは胸を張って自信を持って伸ばしていくのも大切ですよね。
自信を持たないと描き続けるのは難しいですし、自分の作品やキャラは自分が一番好きでいたいです!

最後まで描き切る

1年間の投稿期間で私が作った投稿に向けた原稿は
少女/ネーム32p キャラシ2枚
少女/完成原稿32p
TL/完成原稿16p カラー表紙
エッセイ/腐女子母娘 完成原稿16p カラー表紙
動物4コマ/以前にあったもののリメイク8枚
作画賞/完成原稿2p(規定)完成原稿立ち絵3枚 カラー2枚
女性/LGBTQもの 完成原稿41p カラー表紙
少年/ラブコメ ネーム15p キャラシ完成原稿1枚 カラー絵
TL/ネーム(完成原稿冒頭5枚含む)36p カラー表紙
TL作画見本/完成原稿2枚 立ち絵完成原稿1枚 完成原稿縦スクロール1本(8コマ程度)
エッセイ/カラー4枚
作画賞/完成原稿4枚
百合/ネームに着彩32p カラー表紙

2022最後にやったもの。節操無しに描きまくってますね!

これにコルクでの1枚のエッセイが完成原稿カラーで10本程度、企画持ち込み用のキャラシとカラーイラスト、カラーイラストが10枚、11月に始まった商業連載のエッセイがカラーで12枚、トライアルなどで制作した立ち絵カラーが4枚、作画した縦スクロール用の線画が1話(70コマ程度)
ラフや落書き、ネームでのエッセイがほかにあります。

描いて描いて、見ていただける状態まで持っていったものがないと、スタートラインにも立てませんから、つまらないかもって思っても描き切ることが大事。
自ボツすると講評などの客観的な改善点を指摘されないので、次に繋げられないかな…と思います。
つまんなくても最初は当たり前ですし、持ち込みでボコられるのは織り込み済みで描きあげちゃいましょ!
完成原稿を作るほど手は早くなりますから無駄にはなりません。

怖がらない!and次はある!と考える

原稿が出来たらあとは持ち込むだけです!
1番効率がよく、確実に講評が貰えるのは、やっぱり出張編集部。
自分の原稿の向いていそうなレーベルを選んで、一日フルで動けば5社は回れます。
最近オンラインの出張編集部も始まったようですから利用するのもいいですよね!
私は各出版社の投稿サイトの他にはWebの持ち込み、TwitterのDM持ち込み、クリエイターサイトへの登録なども利用しました。

私は出張編集部39回Web持ち込みが32回で、71回もちこんだことになります。
今のところお仕事にまで進んだのは出張編集部でのご縁のみです。
また、Web持ち込みは講評がいただけず、お祈りメールすらないところも珍しくないです。
そう考えれば1番効率がよいのは出張編集部かなと思います。
持ち込み以外で自分の原稿を見ていただいてプロに講評してもらうには、スキル販売系のところでも数千円払う必要がありますよね。
それが出向けばタダなのですから、足をはこべる環境の方は利用しないのが本当にもったいない!
どうしてもここの雑誌!というこだわりがなければどんどん出張編集部で持ち込みをするといいと思います。

仲間をつくる

漫画家志望者が投稿を続ける際の一番の敵は「孤独」と言ってもいいのでは、と思います。
私は幸いなことに一緒に日々原稿を作る上で、ムスメ(漫画家志望者)がいましたし、Twitterでたくさんのフォロワーさんに元気づけてもらいましたし、その中で一緒に頑張れる仲の良い方も出来ました。
またコルクラボマンガ専科の講座を受けたことで、漫画描きの仲間が沢山できたのも本当にありがたかったです。


コルクラボマンガ専科の課題で描いたもの。楽しく刺激的な半年でした!


創作で困ったことや出版社や担当さんとのことで相談ができる仲間がいることがどれだけ心強いか!
絵柄改善を行った時も、客観的な意見をいただけてありがたかったですし、ヤル気も効果も出ました。
良い人と出会い、環境をいただけていなかったら折れてしまっていたかもしれないです。
もちろんこれはお仕事をいただいてからもそうですし、毎日「描くわよー!」と楽しく続けられているのも皆さんのおかげです。
本当に感謝と愛を捧げたいと日々思い、今後は作品でお返ししたいと思っております。

これからもお仕事が途切れそうな時には出張編集部に行くとは思いますが、持ち込みチャレンジ系の記事はこれにて一旦終わります。

これからのnoteは、近況報告や萌え語り、描いていて思ったことや担当さんに許可が出た分の進捗などを上げていきます。
毎週更新もちょっと空いてしまったりするかもしれませんが、これからも読みに来てくださいね!
ありがとうございます!



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