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ぶっちゃけ、つまんない

リモートが主流になり人と直接話すことがほぼない。双方向で関わることも稀にあるが大体は先方からの指示や講話をこっちが聞くという形である。話していないと話し方を忘れるというのは本当にそうで、つい先ほど友人と通話をし、ほぼ一日ぶりに人としゃべったらびっくりするくらい当たり障りのない話をただただする通話になってびっくりした。この間まで普通に下ネタをただただ叫ぶだけのような会話をしていた人間が急に結婚観を語ったり現代社会を風刺したりしはじめたら先方も困惑して当然である。自分が真面目モードに入ってしまっていてこれは非常によくないと思いながらの通話であった。初対面の人と話すときのそれである。特にこんな冗長なイントロを持つ文章を書いている時点でそこらへんはお察しであろう。
これを突破する最も手っ取り早い方法は今日私調子悪いわということを言ってしまうことなのだ。要はぶっちゃければいいのである。ぶっちゃけの面白いところはほんとはあんま言わないほうがいいことを言ってしまうというところにある。なんか違和感があるけど場の雰囲気的に言っちゃだめだよねという雰囲気の中あえてその違和感を言ってみると共感が沸いてきて何となく仲間意識ができてくるのである。それで何となく場がほぐれるのだ。
友人関係の構築は難しいものである。次に通話するときに向けて完璧な下ネタを迅速かつ的確に述べられるよう今からネタの準備を重ねていこうと考えている。努力によってもぎ取るしかないのだ。

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