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圧巻の世界観!脳裏に駆け抜ける映像の数々:アニメ映画「パプリカ」感想


#今わたしにできること

ということで、人より多少は文章を書くことが得意な私が、映画レビューにチャレンジです。こんな感じでも多分大丈夫!たぶんだけど!

お休みの日には、なんだか映画が見たくなる。そんな気分のときにお勧めしたいのがこの一作、アニメーション映画「パプリカ」である。

制作されたのは2006年という、少し昔だが、それでも現代クオリティのえいぞうに負けず劣らずの作品である。

なぜ、「パプリカ」を見ようと思ったのか、理由は大きく分けて三つある。一つ目は、米津玄師の「パプリカ」という曲が流行ったときにTwitterで「パプリカ」という映画作品があることを知り、なんとなく覚えていたから。

二つ目は、これまたTwitterで申し訳ないのだが、「平沢進の音楽を聞いたら頭痛がよくなったという内容のツイートを見かけたから。

三つめは、昨夜寝る前に、何か新しいものを見つけたいという一心で、「そうだ、聞いたことのない平沢進の音楽を聴いてみるか」と思い当たったからである。実にわかりやすく単純な理由であるが、にんげんの心なんてものはそんなものである。

昨夜、YouTubeで「平沢進」と検索し、上の方にあったパレードという動を再生した。サムネイルに写っているものが気になったからだ。そして齊瀬して、ものの数秒で夜眠れなくなる気がしてやめたのだ。

私はめっぽうホラーに弱い。バイオハザード4の序盤だけでももういいかなとなるくらい恐怖的な対象が苦手なのである。(加えて手先も器用ではないため、ホラーゲームをプレイするのは苦手なのだ。でもホラゲに限って話やギミックが面白かったりするので難儀なものである…)

昨夜は、人でないもの・人に模したものが動くさまに少し恐怖を覚えたのだ。ちなみに「不条理」も苦手である。(動くはずのないものが動くなど…)逆転検事2のプロトタイホくんはいまだにトラウマなのであのシーンだけは目を離すことにしている。ゆるさん。

そして今日、やはり昨日見た映像がいったいどんな文脈で描かれているのか気になって仕方なかった。そこで、ネットフリックスにて視聴させてもらった。ストリーミングサービスは偉大である。

さて、ここからが映画の感想になる。もちろん映画の内容に触れるのでネタバレがある。まだ「パプリカ」を視聴していない人は読まないでほしい。「初見」というものは何物にも代えがたい財産で、感動だ。今までプレイしたゲームや見た映画の記憶を消してくれるというのなら、いくらでもお金を払いたい。それだけすばらしい体験なのである。

~~~~~感想開始~~~~

まずは、視聴中にとったメモを箇条書きにしようと思う。私は人の話をメモを取りながら聞くことが三度の飯とおんなじくらい好きな人間なのである。断片的だが、書き留めると読み起こしたときに一緒に感情が帰ってくるようでとても楽しいのだ。

・序盤のサーカス、いきなり怖い。でも楽しい。おんなじ顔は怖い

・映像の中でシーンが変わり、役が変わる。これがめちゃくちゃ映像としても物語としてもおもしろい

・オセアニアじゃ常識ですよ!!へぇ~~!

・林原さんの声・演技がよすぎる。素晴らしい

・OPがめちゃめちゃすき、こういうのもっとください。軽やかで変幻自在で、ぞわぞわもワクワクもする

・曲がやっぱり異質。ただものじゃない…明るいようで暗いようで、楽しいようで楽しくなくて、甘い液体とみそ汁を同時に口の中に入れられてる感じ、調和しない、調和しないが故の味わいというか、奥が深すぎる…深淵…

・柵を飛び越えようとするシーン、ゾワァっとした。いい表現だけど、すっげえぞくぞくした、怖い~

・作中で出てくるセリフの一部、日本語なのに、助詞とかの使い方もあってるのに意味の通じない奇怪なセリフ気持ち悪すぎてめちゃくちゃすき!!この肌でべっとりと味わう奇妙な感じ、言語が分かる人間だからこそわかる君の悪さ最高ですね!!!

・お前どんだけ食べるねん

・うおぉ~~~~!!!!ここも!!ここも!!!!!ここもつながった!!!!!きっもちいいいい~~~~!!!!!!!映像から伝わってくる興奮、パズルがぴちっとはまるあの感じ、やはり物語のカタルシスよぉ!!

・「手荒な真似はさせないでください」っていうやつ、結局手荒な真似する説、検証求める

・人間の狂気を描くステージとして「遊園地」がモチーフになりやすいのはなんでだろうなぁ、非日常だからなのか、特別だからなのだろうか

・やさしい罵倒たまんねぇなあ!

~総合評価~

基本的に、創作物というものは生み出した時点で素晴らしく・賛美されるべきと思っている節があるので、大抵のものは激甘評価をつけてしまう。そんな私なので、旨いこと点数評価はつけられない。なぜなら大満足のクオリティだったからだ。不満点も私の中では一切ない。よかった!と感じるレベルだ。

100点満点にしても、100点だし、☆5つである。なんなら150点くらい上げたいレベルなので、「パプリカいいぞ!」というしかない。とてもよかった。まり書きすぎると、読んだ人自身の評価を曇らせるかもしれないのでこのくらいにとどめておく。

せっかくなので、パプリカのおすすめポイントをまとめておく。まだ見てないよって方はぜひともご視聴をお勧めする。

・作品の長さが大体一時間半。とても見やすい

・どちらかというと大人向けだが、そこまで小さくなければ子供も楽しめる作品である

・声優陣が豪華。特に林原さんの演技・演じ分けが絶品

・映像がどれもこれも面白い

・話も難解すぎず、一度見て全部理解できるレベル。専門用語も特にない

・無機物が動くのが苦手な人には少しお勧めできない

・絶対にNO情報で見るべき。初見に勝るものはない

~~~~~以下、有料でもうちょっとディープにネタバレ&レビュー~~~

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