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「聖女の魔力は万能です 9巻」感想・ネタバレ

どんな本?

聖女の魔力は万能です】とは、橘由華氏によるライトノベルで、異世界に召喚された20代OLのセイが、聖女としての力を発揮しながらスローライフを送る物語。
小説家になろうで連載されていたWeb小説を原作とし、カドカワBOOKSから単行本化されている。また、コミカライズ版スピンオフ漫画もComicWalkerで連載中。
2021年にはテレビアニメ化。
さらに2023年10月から2期が放送されている。

読んだ本のタイトル

聖女の魔力は万能です 9巻
著者:橘 由華 氏
イラスト: 珠梨 やすゆき 氏

あらすじ・内容

アルベルトと婚約し幸せいっぱいのセイ。結婚式準備を進めながらも、とある問題解決のためザイデラに向かうことになる。ザイデラといえば、米! 新たなグルメや魔法との出会いで、セイの魔力がまたしても大暴走!?

聖女の魔力は万能です 9

備忘録

セイとアルベルトの婚約が決定し、彼の家族であるホーク辺境伯一家との面談が行われる。
義母となるホーク伯爵夫人に暖かく迎えられ、彼の兄たちとも親しく会話をする。

その後、王国の公式場でセイとアルベルトの婚約が発表され、セイの親友リズと第二王子レインの婚約も同時に行われる。

ドレスの準備や挨拶回りなど、結婚に向けた準備が進む中、ザイデラに派遣した使節団員に重病者が出てしまい。
ザイデラへの派遣要請が届く。

国王と宰相は魔法師団長トレヴェスを派遣することを決定し、それをトレヴェスの魔法講義の時に知ったセイも外国への旅に憧れてしまう。

アルベルトにその思いを打ち明けた結果、国王から許可が出され、セイはトレヴェスの侍女としてザイデラへ向かう。

到着後、カイル王子に面会し、病気の発生について話すが、王子はそのような手紙を送った記憶がないと述べる。
ザイデラの策略を疑ったカイル王子は、セイたちに即帰国を勧めるが、、

しかし、出国手続き中にザイデラから出航禁止が出て。
セイたちはザイデラの港町に閉じ込められてしまう。

ザイデラから何か接触があるのかと警戒する中、トレヴェスと共にザイデラの料理や魔法文化の交流を楽しむ。
米料理の強化効果や、ザイデラ独自の魔法札に興味を持ち、トレヴェスと共に札の工房を訪れる。
そこで、言葉が通じないにもかかわらず、工房の親方と意気投合し、新たな墨の作り方を学ぶ。

セイはトレヴェスの手伝いをしながら、ザイデラでの滞在を楽しむことになる。

一方で、渡航禁止の背後にある事情が気になるが、物語の最後まで明らかにされなかった。

読者はセイの今後の運命や、ザイデラの真の意図について、次の巻での展開を待つことになる。

感想

『聖女の魔力は万能です 9巻』では、セイとアルベルトの婚約が中心に描かれている。

ホーク辺境伯一家との面談、特に義母となる伯爵夫人との交流は、新たな家族の絆を感じさせ、心温まるシーンたった。
しかし、アルベルトの兄たちとのほのぼのとしたやり取りは、ほぼ固定した物語に軽やかな息吹をもたらす。

そんな王国での婚約発表や、リズとレインの結婚準備など、登場人物たちの未来への期待が高まる展開が印象的たった。
このままハッピエンドなんだろうかと思っていたら。

ザイデラへの派遣やその後の事件は、予期せぬ展開として中弛み気味だった物語に新たな風が吹き込んで来て引き込まれる。

さらに、トレヴェス師団長の知的暴走に引っ張られるように、ザイデラの文化に触れる部分は、新しい発見や驚きに満ちていて、一国だけで終わっていた、この物語の世界観を拡げてくれた。
特に、トレヴェス師団長のザイデラでの楽しみ方には、本人が目の下にクマを作りながらも面白そうに知識を吸収している熱が感じられた。
終わりに近付いていたかと思った物語に新たな展開が来て、次巻が楽しみで仕方がない。

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