「望まぬ不死の冒険者 6」感想・ネタバレ
どんな本？
『望まぬ不死の冒険者』は、丘野優 氏による日本のライトノベル作品。
小説家になろうにて2016年9月22日より連載されており、オーバーラップノベルスより刊行されている。
イラストはじゃいあん 氏が担当。
物語は、銅級冒険者のレント・ファイナが水月の迷宮で龍に食われて不死の魔物として蘇るところから始まる。
レントは魔物を食らうことで進化していき、骨人から屍食鬼、下級吸血鬼となる。
レントは自分の境遇に苦しみながらも、冒険者としての夢を捨てずに、魔物と人間の狭間で生きることを決意する。
しかし、レントの存在は世界の秩序を揺るがす危険なものとして、様々な勢力の注目を集めてしままう。
この作品は、コミカライズやテレビアニメ化もされており、人気の高いファンタジー作品。
コミカライズは中曽根ハイジが作画を担当し、コミックガルドにて連載中。
テレビアニメは2024年1月より放送予定。
読んだ本のタイトル
望まぬ不死の冒険者 6
著者:中曽根ハイジ 氏
原作:丘野優 氏
キャラクター原案:じゃいあん 氏
あらすじ・内容
次なる存在進化――目指すは人間のハズ!?
都市マルトに絶大な影響力を持つ『ラトゥール家』からの指名で依頼を受けることになったレントは、当主の住む屋敷を訪れる。
だが、邸宅に入る為には“迷路”の庭園を攻略する必要があった。
苦労の末に迷路を抜け、ラトゥール家の当主との面会を果たすが、ようやく会えた当主ラウラは、年端もいかぬ少女の姿をしていて……。
そして依頼の説明は程々に、ラトゥール家が並々ならぬ情熱と財力を注いで収集した『魔道具宝庫』を見せて貰っていたレントは、突如起動した『魔導人形』との戦闘に巻き込まれてしまい――!?
新たな出会いにより、遂に存在進化の次なる幕が開ける第6幕！
骨人、屍食鬼、屍鬼を経た不死者レントが到達した進化とは!?
備忘録
小説版を読んだ後に、漫画版も読んでみる。
今回はそこそこ漫画のオリジナル展開が見られて楽しく読むことが出来た。
主人公レントがラトゥール家という貴族家の特異な世界に触れ、レッサーヴァンパイヤへ存在進化させる物語。
レントがラトゥール家の当主である少女ラウラが趣味で集めた魔道具を使って作った迷路を探索することから始まる。
その途中でラウラと出会い、レントはラウラと紅茶を飲みながら、ラトゥール家の豊かさと特異な趣味を実感する。
物凄く高いティーカップに触れる事を恐れたレントにラウラは、ティーカップを壊しても問題ないと伝え。
お茶を楽しんでくれと言う。
ラウラとのお茶会後に、レントは迷宮を突破して再びラウラに挨拶し。
イザークとも再会の挨拶をする。
屋敷を案内されたレント。
ラウラは、魔道具の収集が家族に代々ある収集癖であることを明かし、レントはそれに興味を持ち。
ラトゥール家の地下室に保管されているさまざまな魔道具の中から、自分に合ったものを選ぶ権利を得た。
だが保管庫に入ったレントの前に突然、ゴーレムの核になる魔道具が発動して周りの魔道具を吸収して身体を創り、レントに襲いかかって来た。
屋敷の主のラウラは、ゴーレムを止める魔道具を保管庫の中で探すので、その間はゴーレムを単独で止めてくれとお願いされ。。
レントはゴーレムに立ち向かうが、ゴーレムの力は強く途中では2体に増えてレントを襲う。
そろそろ保たないと思っていたら、ラウラがゴーレムを停止する魔道具を持って来て。
レントは助かるのだが、、
保管庫はグチャグチャになってしまった。
大半の魔道具は修繕可能であるので、見た目ほどひどい状況では無いとラウラは言うが、、
その豪快さにレントは財力が違いすぎると戦慄する。
そうして再度レントは、自分に合った魔道具を探すが、、
目利きに自信がないことを感じ。
最終的に、彼は自分に合った魔道具を見つけることに挑戦。
その後、不思議な飛空艇の模型と吸血鬼ヴァンパイアの血液の瓶を手に取り。
ラトゥール家の屋敷を後にする。
ロレーヌの家に帰ったレントは、血液を飲むことで何かが変わると感じ、ロレーヌに万が一の場合は自分を始末するよう頼み。
彼は血液を飲むんだら、、
その結果、彼の体は大きく変化し、肉体が再構築されるような感覚に襲われ。
レントは「存在進化」をする。
存在進化した結果。
レントの体には羽が生え、彼は若干の飛行能力を得るが、高く飛ぶことは不可能。
ロレーヌとの実験を通じて、彼は羽を意識的に制御できることを学び。
巻の終盤では、彼が気を使って羽を動かす実験を行うが、予想外の壁に激突する場面で終わる。
感想
『望まぬ不死の冒険者 6』は、主人公レントの存在進化とその新しい能力の発見、彼自身の内面の変化を発見する。
彼は自分が何に進化したのか完全には理解できて無いが、彼の存在感が次第に高まっていることは間違いないと実感。
レントの人間性、周りの人々との関わり、そして彼の成長や探求心が表面化し、彼の新たな冒険に向けた準備を描いていた。
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