【逆路の風景と坂道】
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先日、あるフォロワーさんの写真を見ていてふと浮かんだ言葉。逆路。そして感じたこと。
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逆路とは「ぎゃくろ」と読むらしい。
ググったらすぐ最初に「反対方向の道。また、反対のゆきかた。みちに反すること。」とでてきた。
「みちに反すること」ってあるからあんまり良い意味ではないのかな。。
でもね。ここで思ったんだ。「反対方向の道」「反対のゆきかた」という意味もあるから、あながち悪い意味ばかりではないよね。きっと。。
2
いっぽう感じたこと。それはお散歩の途中、たった今歩いてきた道を振り返ったときに見える光景が、とても新鮮にみえるときがあるなぁってこと。
それはほんの一瞬かも知れないんだけど、そのコンマ数秒にも満たない(あれ日本語おかしい?笑)あの一瞬。あの時のふとした感覚とそのとき目にした光景。
このときの光景は情景といってよいと思う。
この振り返ったときに見える情景を、
わたしは勝手に「逆路の風景」と名づけましたっ✨。
3
ところで、今わたしが住む小樽は山に囲まれたとても坂道が多い街。
小樽の地は天狗山や毛無山といった山の麓のため自然と坂道が多くなる。
小樽で有名な坂って小樽の駅横にある船見坂なのかな。三角市場を過ぎたところの坂道。
このほかにも坂道は無数にあります。地獄坂、出世坂、職人坂、十間坂、励ましの坂、などなど。
小樽には、とてもじゃないけどこれ歩くの?っていう斜度20%超えの坂道なんてざらにあるもの。
でも坂道を歩きふと振り返ったときに感じる一瞬の情景は、まさに「逆路の風景」にふさわしいと思うのです。
こうした坂道や、歩いていて何気なく振り返ったときに出逢う「逆路の風景」はわたしにとっては嫌なことを忘れさせてくれるつかのまの清涼剤なのです。
…っていうお話。
撮影場所:小樽市 天狗山からみた夜景、富岡町、石山町、末広町 (掲載順)
Photo by かしるい
20240130
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