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1日10時間座るSE字書きがいい椅子を買ってケツごたえを感じた話とオカムラのチェアの違い

タイトルが100割なので”わかった”人はもう帰っていいです。”わからなかった”人は”わからせ”ます。

いくつか検討して、選ばれたのはオカムラのシルフィーでした。

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公式より

これがメチャメチャメチャメチャメチャメチャいい。ケツざわりとケツごたえが違う。
座った瞬間「平定した……」ってつぶやいてたよ。

無ケツ開城! 嘘♡切れ痔なので血は出ます。

「どうしていい椅子を買おうと思ったか?」っていうと、五年前に買ったテキトーな一万円?数千円?(覚えてない)のオフィスチェアを使ってたら、在宅勤務はじまってすぐケツが痛くなったからなんだよね。平平の凡凡凡。結構毛だらけ猫灰だらけ、お尻の周りは傷だらけ。

完治した切れ痔が一時的にリオープン(再開)してたけどぜんぜん平気。それは椅子関係ないけど。

なんだっけ? そう、椅子だった。


■なぜ高級チェアか

高さ調節が部位ごとに細かくできるから。

俺の全長は153cmだ。鼻水垂らしたメスガキの頃から合わない椅子に苦しみ続けてきた。

学生時代、背の順では常に一番前。座位では足がべったり床につかないのが当たり前。(つま先がついてもかかとが浮く)
でかい椅子に座らされ、二時間以上足が完全にぶらぶら浮いたまま、どうにかいい姿勢を保とうとしたいつかの卒業式のことは今でも覚えてる。先輩を見送るどころか「体がつれえな」という意識しかなかった。

ちなみにマッサージチェアに座って「肩たたき」ボタンを押すと、頭をボカボカ叩かれる。

とにかく、調節できるってのがマストだ。別にどのメーカーでもいいが、オカムラの代表的な椅子は以下の条件をクリアしている。

・座面の上下調節可能
・座面の前後調節可能
・肘掛けの上下調節可能
・肘掛けの前後調節可能、ハの字や逆ハの字にもできる
・数段階でのリクライニング位置固定可能
・前傾リクライニング固定可能(サブリナ、シルフィーのみ)
・ヘッドレストがある(有料オプション)
・クッションがいい

以下、特に買って良かったたところについての詳細。

・座面の前後調節機能

膝の内側が圧迫されるかされないかはでかい!
座面が前に出すぎているとどうなるか? 背中が背もたれにつかない。
普通はそこまで足が短くはないので、せいぜい膝裏が圧迫されるくらいだが、血行が悪くなりすげえよくない。

俺のような短足族は、座面の長さに気をつけよう。ほしい椅子に調節機能がなくても、寸法と太ももの長さを比べればよい。

・肘掛けの上下調節機能

肘掛けこれ大事!!!!
職業にもよるけど、長時間マウス使うなら必須レベル。肩こり具合にかなり差が出るはず。
理想は曲げた肘が90度になる高さ。ぎりぎりテーブルとぶつかるかぶつからないか、くらいだ。

作業中、いつもかなりテーブルに椅子を近づけて、ひじをべったりテーブルにのせますよ! って人は、もしかすると肘掛けはいらないかもしれない。
今その姿勢試してみたけど……やっぱり肘掛けあったほうがいいわ

ただ肘掛けね、作業スペースが狭いと壁や袖机にガンガンぶつかるんですよ。特に、いい椅子って横幅が広いからかなり。
椅子を買うときは、絶対にテーブル周りの寸法を測っておこう。

ちなみにシルフィーだが、座面の幅が広めなので、ひじ掛けも左右の位置が離れている。
俺のように肩幅が小さい人間は、肘を結構横に広げないと届かない。試座をおすすめする。

・前傾リクライニング固定

絵描きとか勉強時とか、前かがみになりがちな奴~~!! これ!!!!!!すげえぞ!!!!
俺は字書きだがたまに絵もかく。その時はつい前かがみになっちゃうんだけど、「前方に10°」椅子が傾斜すると、背中~腰のフィット感が違う!
椅子に腰かけるときの姿勢は、深く腰掛けるべし! で、前傾時も深く腰掛けたそのまんまが保たれるので、体への負担が小さい気がする。
座面も傾斜するので、太ももの血流が阻害される感じがあんまりない。超おすすめ。
この機能があるのはオカムラではサブリナ・シルフィーで、バロンとコンテッサにはない。他はしらん。

・ヘッドレスト

これしか勝たん。有料オプションだけど必要。
居眠…………作業中の10分休憩とか、頭を預けて眠れる。前方にこっくり船こぐより断然いい。
作業中はあんまり使わないけど、ぐてーっとしながらキーボードうつこともあるし、絶対あったほうがいい。俺は。

・3次元曲面の異硬度クッション

ちょっと何言ってるかわかんないですねって名前だが、いい!!!!!全然ちがう!!!!!!!ケツごたえが違う!!!!!!!!!!!!!

ショールームで試座したときは分からなかったけど、今まで使ってた椅子に数時間座ってからシルフィーに座ったら、ぜんっぜんちがかった……何かが違う…………

最近流行ってる「無重力ゲルクッション」みたいなのも使ってたから分かる。
無重力ゲルクッションと、似ている。
圧力のかからなさは似ているんだが、やたらと柔らかいゲルクッションよりかは硬めで、当然座面も広く安定感がある

今の椅子がいまいちで、でも買い替えるのはまだ先なら、無重力ゲルクッションはおすすめではある。でもやっぱりいい椅子のほうがいいよ。断言。

■番外編 室内サンダル

短足族に告ぐ。
――室内では厚底サンダルを履くべし。

切れ痔便秘レポでも語ったけど、足の長さがたりね~んだよな。
やっぱ、足りねえんだわ。足が。足だけに。

机と椅子でもそう。
理想の椅子の高さは、床に足がべったりついて、膝を90度曲げる高さなんだ。
じゃあそうするじゃん? 
脚に合わせて椅子の高さ調節するじゃん?

…………………………テーブルが合わね~~~~~~~!!
胸の高さで作業しろというんですか。(激怒)

という訳で、脚が短い僕たちは厚底サンダルで足長おじさんになるのです。はうう~! おっ持ち帰りぃ~♪ なのです。にぱー☆

作業中、厚底サンダルやナースシューズを履いているよ。俺は…………。

ちなみに、オカムラさんでは高さ調節可能な机も販売しているそうです。うわ絶対買うわ……将来……。

■オカムラのチェアの違い

オカムラさんのショールームで試しに座らせてもらったときに営業の方に教えてもらったこと。

ワイ 「いっぱい種類あって選べないんですが」
担当者「代表的なのが4つですね」

高い順に
・コンテッサ
・バロン
・サブリナ
・シルフィー

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画像はすべて公式サイトより https://www.okamura.co.jp/

特に、コンテッサはやばかった!!!!異次元!!!!リラックス!!!!社長の椅子!!!!!!20万円!?!?!?すげ!!!!!!!!
――だが、でかい。クソでけえ。ウサギの巣穴にこれは置けぬ。過ぎた代物だ。
俺の部屋にはすでにばかでけえ空中ヨガ用ハンモックと人を駄目にするソファが三次元的に重なり合っておかれており、掃除機もろくに通らないのだ。100人のハーレムに101人目は無理、と泣く泣くお断りする未来の恋太郎の気分だ。(100カノのない話)

クソデカチェアはさておき、じゃあどうする?
他の三種は、ぶっちゃけそこまで違いが分からなかった。操作する箇所の違いや本当に細かい違いはあったが、オシのスケベで頭がいっぱいのオタクにはよくわからなかった。

ワイ 「すいません、違いが全然分からなくて決められません。てかなんで価格が倍くらい違うんですか? (コンテッサ、予算の倍や)」
担当者「高さ調節可能な部位の数など、機能面はほとんど変わりません」
ワイ 「えっ」
担当者「主な違いはサイズと前傾リクライニングの有無。価格の決め手は設計者の違いです」

え~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~そうなんだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

コンテッサとバロンは高い。それは、外国人のすごい人が設計したから。
サブリナとシルフィーはそこまで高くない。日本人の設計だから。で、前傾できる。

だそうです。記憶違いだったらごめんやけど。

でもかえって調べなおしたら、結構リクライニングの仕様は違いあるみたいね。

リクライニングの仕様の違い
・前傾リクライニングがあるのはシルフィーとサブリナだけ。
・無段階で位置固定できるのはバロンだけ。
・位置固定について、シルフィーとサブリナは3段階+1(前傾)。コンテッサは5段階。

■シルフィーを選んだ理由

前傾リクライニングに惹かれた。じゃあ二択だ。
サブリナかシルフィーで、と決めて、分厚いチラシとお土産をもらい帰ってきた。

家にかえって机周りの寸法を測ったところ、選択肢はひとつになった。

家が狭い! シルフィー一択や!

サブリナとシルフィーの違いは数センチしかなかったが、壁と袖机の間のスペースに入るのは、シルフィーしかなかった。サブリナでも入らないことはないが、横幅がギッチギチだったろう。

で、買った。よかった。

■シルフィーの残念な点

主に二つ。
一つは先述した肘掛けが左右に離れていることだ。
職場の狭い椅子より、肘掛けが遠く感じる……。
が、肩幅のある男性なら問題ないだろう。
これは、むしろ「座面が広くてゆったりしている」という通常メリットなことの裏返しなので、ちいこ命でなければ気にしなくていい。

オカムラの担当者に「シルフィーとサブリナどっちがおすすめですか!」と聞いたら、「少し座面の広いサブリナのほうがゆったりできていいですよ!」と言われたくらいだ。座面の幅は、大きか命にとっては大切らしい。

二つ目は、リクライニング調節機能にクセがあること。
座面下のハンドルをカチッと右や左に回して固定!固定解除!固定!固定解除!とやっていくのだが、あまり直感的ではないので覚えにくい。

そして、ちいこ命にとっては……一番後ろに傾けたリクライニング段階では、手が届かない。届くまで手を伸ばせば背もたれにかかる体重が大幅に減って、背もたれが起きてしまう。

超頑張ればできないこともない。が、ぐぎぎ……と毎回歯茎をむき出しにしてやるはめになった。

さいわい、一番後ろで固定することはほぼないし、固定と固定解除の手順も一度覚えれば問題ないが、最初は動画を見ながらうんしょ、うんしょ、とやってた。嘘! 歯茎むき出し。

そんなわけで、身長140センチ台のちいこちいこ命にとっては、あまりおすすめできない。

■シルフィーのいい点

ほか全部。
調節機能がある、とかはいい椅子全部に言えることだし、自分も椅子マニアではないため「特にシルフィーだけのここがいい」とかは言いにくい。

ただ、レアな前傾リクライニングがあり、高級チェアの中でも手が届きやすい価格帯で、なんと20万の椅子と機能がほぼ同じというのは強みだろう。

在宅でずっとPC仕事をした後原稿もやらねばならぬ。
これでケツも安泰だろう。

・おまけ

オカムラさんからはノベルティとしてこれらをいただきました。バブル期の壁サー?
いやはや……会社向けの椅子を何百脚も買い付けにいったわけじゃないのに恐縮です。ありがとうございます。

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・850Pのカタログ(わかる)
・水筒(?)
・十徳ナイフ(????)

椅子を……椅子を買いに来る客を何だと思ってるんだ…………?

と一瞬思いましたが、主人公の号泣どら焼き缶バッチを売るソシャゲを常飲していたため、致命傷は回避しました。

これで同人誌をいっぱい書くぞ~~!!!!わぁい。


追記

おnoteにシルフィーの設計者さんへのインタビューがありました。

・体にフィットする椅子がコンセプト
・人気商品

だそうです♡

……タイトルに書いてあるやん

もっと追記

高い買い物だから、俺とまったく同じ身長体重骨格考え方でない限り、記事をうのみにせずちゃんと自分で調べて、机周りの寸法測って、試座してから買おう!

おおきか命のブログに「自分はシルフィー座って、フレームが背中に当たっていたかったので別のにした」という記述もあった。

シルフィーはキュッと背中のカーブが後ろからハグするようにきつくなる調整もできるので、比較的小柄で細身な命向けかも。

椅子といえば名前が出てくるアーロンチェアは、椅子背面のサイズがSMLと選べるらしい。体型にあった椅子がほしい場合こういうのも参考に♡

大事なのはメーカーでもブランドでもなくて、
①体型に合うこと
②長時間作業に耐えるケツごたえ
③試座できること

だね♡よき椅子ライフを!

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