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カシノキ
2020年11月7日 17:03
平凡な日曜日である。じめっとした空気で風はなく、この前までのヒーターなしではいられない日々を忘れそうになる。しかし、この湿度であっても喉がとても乾燥するのは、紛れもなく冬の訪れだ。私は原付バイクで道路を走っていた。朝からバタバタとしたいつもの日曜日。毎週のヨガ教室に通い、お昼をサッと食べ、出演する演劇の稽古をこなして帰宅していた。とあるいつもの、中くらいの大きさで作られた交差点で奇妙な