菓子野

数年前に不当解雇に遭い訴訟を行なっています。 弁護士とはまた違った視点での意見ができる…

菓子野

数年前に不当解雇に遭い訴訟を行なっています。 弁護士とはまた違った視点での意見ができるかも? ブラック企業を少しでも減らすために、皆様と情報を共有していけたらと思っています。

最近の記事

3/19の判決は。。。

おはようございます。 なかなか投稿が途絶えていてすみません。 体調によるところがあり申し訳ないと思っておりますが 頑張ってお伝えしていきたいと思っています。 今日は簡潔に判決の内容をお伝えします。 判決 (令和6年3月19日、東京地裁) 原告の労働契約上の権利を有する地位にあることを認める 被告は、原告を雇止めをした日の翌月(2021年1月)から本判決確定日(2024年3月19日)までの賃金と各賃金支払日の翌日から支払済みまで年3%の金員を支払え 被告は、原告に対し

    • 3/19 第一審判決

      判決が出てしまいました。申し訳ありません… 判決が出るまでガンガン記事を上げていくはずが、 体調を大きく崩しPCに向かうことができないまま最後には入院することになり、昨日なんとか退院してきました。 記事を待っていただいていた方には大変申し訳ないことをしました。 本当にすみません。。。 入院していた間に判決が出てしまいまして、 遅ればせながらではありますが、数日の間には判決内容をアップしたいと思います。 2カ月も何もせずお待たせしてしまい 本当にすみません。 取り急ぎ

      • 弁護士さんについての小話

        次の差押えの投稿の前に、ちょっと小話。 訴訟を行うだけでも悩ましいことが続くのに、自分の代理人弁護士との関係がうまくいかなくては、相手と戦う力を絞り出せません。そこで、私が弁護士という存在について思ったことを少々綴ります。 弁護士に任せきりはダメ提出する書面の中身の確認は怠るな 「弁護士さんが作ってくれたものだから大丈夫でしょ」と、書面等の確認を怠ってはいけません! これは超危険行為です。 弁護士にもよるのでしょうけれど、弁護士といえども人ですから間違うことはありま

        • 最終準備書面の提出完了

          証人尋問が終わったあと、掲題の書面作成に集中しておりまして、投稿が空いて ずいぶんお待たせしてしまいました。 尋問の弾劾証拠および主張として、最後の書面の提出が年末に完了いたしました。これであとは判決を待つのみです。 裁判は初期段階からこちらが圧倒的に優勢で(当たり前だけど)、解雇無効は確実に取れますが、その中身の条件でこちらの主張が全て認められるかというとそれは難しいとのことで、最後まで粘っておりました。 もしも部分的にしか認容されなかった場合は、状況に応じて控訴も視

        3/19の判決は。。。

          仮払判決後に会社がやらかしてきたこととは

          さて仮処分審の続きです。 審議に5ヶ月もかかってようやく仮処分審の判決が出ましたが、 それで事は収まりませんでした。 あの常識外れの会社が、大人しく給料を払うとはとても思えません。 なにせ毎年犯罪で世間を賑わしている〇〇堂のグループ会社ですから。 そんな私の期待(?)を裏切らないのが奴らなのです。 会社はなんと、独自の屁理屈を捏ねて裁判所の判決に素直に従わないという暴挙に出ました。 判決に従わない会社 判決が出てもなかなか支払いをしてこない、、、 こちらは毎日気がか

          仮払判決後に会社がやらかしてきたこととは

          投稿、少々お待ちください

          投稿が空いてしまっており申し訳ありません。 早く次の記事をアップしたいのですが、 現在、裁判の準備に追われておりまして 他への集中力が確保できない状態なので、 もう少々お待ちいただけると嬉しいです。 そんなにかからずアップできると思います。 私の裁判はそろそろ大詰めです。 まだ全然投稿が追いついていませんが、 判決を待ちながらガンガン載せていきますので 待っててください。

          投稿、少々お待ちください

          労働訴訟で仮払いを申し立てる

          仮払いとは 「仮払い」とは、賃金仮払いの仮処分で、訴訟中 会社に給料を仮に支払わせることを言います。 「仮の地位を定める仮処分」のうち、給料に関する部分です。 労働者が裁判所に対して「地位保全等仮処分命令申立」を行い、審議の後これが認められれば、仮処分(=従業員としての仮の立場を与えろ)ないし仮払(=仮に給料を支払え)の命令を、裁判所が会社に対して下してくれます。 あくまでも裁判(本訴訟)で労働者の権利が認められる見通しがあり(被保全権利の存在)、生活に困っているなどの

          労働訴訟で仮払いを申し立てる

          そもそもなんですけど

          実は私は 会社をクビになったら、 転職したり起業しちゃうのを一番おススメしています。 そもそもほとんどのブラック企業って安月給ですしね。 私も安月給なんですけど。 安月給でブラックな会社に戻るメリットは普通ないですから。 。。。。。 ここまで来てそれ言う? 心の中の葛藤や不満と折り合いをつけられたらの話です。^^ 私は会社に戻りますが、 なんとなく、 もしもこれを読んでくれてる人の明るい未来を妨害してしまってたらいけないな。と思ったので。 ↑そんな影響力ないからノ

          そもそもなんですけど

          訴訟中の生活費をどうするか

          訴訟中の生活費を確保することは、訴訟を行う上で非常に重要な問題です。 生活費の算段がつかなければ、途中で生活が破綻し、訴訟も諦めなければいけなくなるという事態も想定されます。 そのため、ここはしっかりと計画を立てておくことを肝に銘じてください。 以下にいくつかの選択肢を挙げていきますので、あなたに合ったものを選びましょう。 貯蓄で賄うこれが一番かんたんで、手間もなければ傷を負うリスクもありません。 貯蓄が十分にある人はこれが一番オススメです。 しかし裁判は1〜2年もの間続

          訴訟中の生活費をどうするか

          弁護士費用

          弁護士の必要性 会社相手に戦うと言っても、 個人で戦っては 相手にもされず無視されて終わりです。 そのため不当解雇で争うには、労働審判や裁判を行う必要が出てきます。 そうするとやはり弁護士は必要です。 たとえば私が在籍していた会社は無視するの大得意です。 去年も一昨年もそのまた前の年も、毎年のようにニュースで騒がれている某大手広告代理店〇〇堂の子会社なんですけどね。 公的機関の指導くらいなら平気で嘘ついてスルーします。 そういう会社なので、私には団体交渉の選択肢はありま

          弁護士費用

          休職という選択肢

          ツラかったらとりあえず休む 会社からクビを宣告されて絶望的な気持ちに陥れられていても、 ここで負けるわけにはいかない、諦めるわけにはいかないと 気を張り詰めて、力を振り絞って出社し続ける人もいます。 私もそうでした。(途中まで) 私は、会社の横暴になど負けない! 平気な顔して出社し続けてやる!と 頑なになっていましたが、 朝、頭痛や吐き気に襲われるようになり、血便も出るようになって とうとう休まざるを得なくなりました。 ここは張り合ってもあまり意味ないので、 辛くなっ

          休職という選択肢

          精神的圧力と肉体的苦痛

          解雇予告を受けてからのあなたは、会社との交渉や証拠集めなどをしなければならず、慌ただしい数日を過ごしてきたと思います。 「失業」という文字が、あなたの神経を異常に刺激し、ゆっくり座ってもいられない状態だったかもしれません。 そのようなあなたの身体と心は、疲弊しきった状態である可能性が高いです。 本当は朝起きるのもツラくて仕方ない。 通勤途中、胃が痛くて仕方ない。 這うように会社に行ってる…そんな人もいるでしょう。 解雇予告を受けただけでもツラいのに、 解雇理由証明書を要求し

          精神的圧力と肉体的苦痛

          弁護士を探す

          辞める辞めない、訴訟を起こす起こさないに関わらず、 弁護士への相談はしておいて損はないと思います。 弁護士にあなたの望みを伝え、 どのような選択肢があるかをよく聞いて、 自分に合った方法を選択してください。 労働訴訟専門の弁護士を探す でその弁護士ですが、 必ず『労働問題を専門としている』もしくは『労働問題に特に力を入れている』弁護士にしてください。 その中でも訴訟経験(裁判経験)の豊富なかたが良いです。 私は訴訟は今回初めての経験ですが、 弁護士が労働訴訟専門でない

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          証拠集め〜追記

          弁護士探しの話をする前に、前回の投稿でお話しした、 「PCの自宅保管」について話しておきますね。 これは別に特別なことをしたわけではありません。 当時コロナ禍の真っ最中だったこともあり、 会社では在宅でのリモートワークが取り入れられておりました。 解雇予告を受けた私は、会社に対して解雇理由証明書を請求していましたが、あくまでも静かに淡々と要求しており、あからさまな反抗的態度は取りませんでした。 そうして、会社が推し進めていたリモートワークを実行し、そのまま体調不良となり欠

          証拠集め〜追記

          証拠集め

          会社に「解雇理由証明書」の請求をしたら、 それが出てくるのを待ちながら、 弁護士を探したり、業務の合間合間に証拠集めをしておきましょう。 証拠として取っておいたほうがいいもの ・勤務票 ・給与明細 ・タイムカード ・就業規則をはじめとする、契約関係書類 (内定通知書、雇用契約書、就業規則、労使協定書(36協定)、特別条項がある場合はそれも) ・メール履歴 など どれも非常に重要です。 メール履歴はまとめてエクスポートして保存しておくと、 あとで必要なものだけ使うことがで

          証拠集め

          解雇予告通知を受けたら

          まずはこれですよね。 今日解雇予告された人もいるかもしれないので取り急ぎ。 口頭でも書面でも、 1ヶ月後にクビだよ、と言われたらそれが解雇予告通知です。 「解雇理由証明書」をもらう そうしたらすぐに、明日でもいいけど、 「解雇理由証明書」を会社に請求して、もらってください。 メールで請求すると記録が残るので是非そうしてください。 解雇予告通知をいつ誰にどのように受けたかもメールに記して請求しておいてください。あとで役に立つかもしれないので。 掲題は変わってもいいので、

          解雇予告通知を受けたら