育児、家事<お金

舐めてた仕事と育児の両立。

仕事に復帰するという事が夫婦にとっての大きなイベント、企画?
だということに気が付かずに半ば見切り発車してしまったので
しわ寄せが日に日に大きくなった

夫婦の家事分担や育児分担は今でこそ
話題になっているけど
16年前は、お母ちゃんが仕事をする場合は
お母ちゃんの時間を使って育児の間に仕事をする
がデフォだった

当時
仕事、育児、家事を
お互いが意識高く分担している夫婦がいたとしたら
それは高学歴か、お母ちゃんもお父ちゃん並みに
稼ぎがある夫婦。の可能性が高い

要は稼ぎが主軸の夫婦の価値観が成り立っているわけだ
つまりは、育児、家事はお金よりも価値が低いということである

私はこれまでに何本かブログを書いてきたけれど
このお母ちゃんの「存在価値」について
幾度となく自分なりに考えてきた

世の中は母性に甘えている

そう表現したこともある

私たち夫婦も先にも書いた「昭和価値観の夫婦像」を見事に実演しながらも

どうして女が夢を諦めなければならないのかを
1人、答えが出ないまま考えていた

この時に、夫婦間で話す癖があれば
もしかしたら少しは解決したのかもしれない

主人としては
出来れば、私は家にいて
稼げる方が稼げばいいんではないか?

と思っていたようで、何年に一度、仕事と育児の両立が大変だと

愚痴をこぼすと、そう言っていたっけ。

アパレルブランドを立ち上げたいので、仕事をしながらでもいいから
手伝ってくれないか?

そんな相談をした時も、答えはNoだった

今思えば、主人は主人で父親としての責任があり

死に物狂いで働いて、家にお金を入れる

を遂行していた。ただそれだけなのだ


主人は建具職人から看板屋へ転職した

私の義理の兄が経営する看板屋だ。

兄に気に入られて、引き抜かれた

それはそれは忙しく、3日家に帰ってこないことなどザラだった

朝は早く夜は遅い

帰宅すると会話することもなく、晩酌をしてすぐに体を休める

私はワンオペ地獄で疲弊しきっている

熱を出せば、お迎えに行き、朝具合が悪ければ
休ませてくれと謝りの電話を会社にする

私が仕事さえしなければ

子供も私も大変な思いをせずに済むんじゃないか

そんな堂々巡りが毎日の心に影を落とす

そんな相談もできずに、夫婦の溝はどんどん深まった

家族のようで、決して家族ではなかった

旅行も行ったし子供の行事も参加した

だがパズルのピースがハマらないまま数年が過ぎた


リーマンショック

主人の会社が倒産した

主人はそのままお客さんを引き継いで

開業した。自営業の始まりである

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