見出し画像

紙本、電子書籍、オーディオブック……最強はどれだ。

たまにはビートルズ以外のことも書いてみましょうかね。

かしまさは本も好きです。
「今年読んだ本のBest」みたいな記事も何年か前に書きましたね。
そんなかしまさですが、最近オーディオブックなるものを使い始めました。
本の朗読を聴くやつね。読むのではなく聴く読書。
これが結構便利だったので、今回は
「紙の本、電子書籍、オーディオブックのそれぞれの利点と欠点」
についてまとめてみたいと思います。

なんだかんだで電子も普及してきてるよね

電子書籍元年という言葉が出てきたのが2010年。
「Sony Reader」や「GALAPAGOS」などの端末が発売され、
電子書籍というフォーマットが使えるようになったのがこの年らしい。
2012年になると「Kindle」や「Kobo」なども参入してきて
ますます電子書籍のマーケットは活性化しました。多分。

https://hon.jp/news/1.0/0/38832

紙と電子のシェアが逆転するほどまでは普及してないんですよね。
ただ、右肩下がりの状況を食い止めるくらいには普及してるみたい。

フォーマットごとの利点と欠点

紙の本

昔からある紙の本。本の原点。1000年単位の歴史があります。
その中で現在主流のものには、主にハードカバーの単行本
ソフトカバーで小型化された文庫本あるいは新書があるので
それぞれ分けて考えてみましょう。

単行本

ある作家の新刊が出るとなれば、まず単行本が出ることが多いです。
つまり新刊をいち早く読めるのは大きな利点ですよね。
本棚にたくさん並べると存在感があります。
これは裏を返せば場所を取るということでもあるので良いとも悪いとも言えないか。
一方で、大きくて重いので持ち運んで読むにはちょっと不向きかも知れない。
単行本ってなんとなく大事にしたくなりますもんね。
できるだけ家の中で読みたいとかしまさなんかは思ってしまう。
というのも、やっぱり高いからね。
1000円以上、ものによっては4000円くらいしちゃう。
好きな作家の新刊でもない限り、かしまさは通常手を出さないフォーマットです。

文庫本

一方の文庫本は単行本の利点欠点ときれいに対になる存在。
小さくて持ち歩きしやすいし、安く買えます。だいたい数百円。
BOOKOFFに行けば100円で買えちゃう。
(単行本もBOOKOFFで安く買えるのは同じなんだけど、
なかなか100円にはならないもんね)
気軽に入手して読みやすいですね。
しかし、新刊が文庫化されるまでには数年待たないといけません。
新刊が出ていても、文庫で読みたいと思ったら
ちょっとお金を出せばすぐに読める状態で3年とか我慢することになります。
新刊に興味のない人なら気にならないですが、
「早く読みたい」という本がまだ文庫になっていないと
ずっと待ち焦がれることになりますね。w

電子書籍

単行本と文庫本の特徴をミックスしたようなフォーマットが電子書籍です。
かしまさはもう10年くらいKoboを使っています。便利ですね。
本屋さんに行かなくても、例えば電車に乗っている間なんかにも
手元の端末で本を買って読み始められます。圧倒的入手性
あとは電子書籍リーダーにもよるのですが、
画面がページ1枚分なので片手で読みやすい
つり革につかまりながら文庫本を読んでると
ページがめくれなくて困ること、ありません?
そして文字サイズやフォントを自由に設定できるので、
自分の読みやすい設定で読書が可能です。
あとデジタルならではの特徴として、
読むペースから読み終わるまでの残り時間を表示できます。
紙の本と違って「厚さ」を手にとって確認できないので、
残り時間表示がありがたいこともあります。

ただし、近年になって出てきたフォーマットなので
古い本や絶版になった本は電子化されてなくて、読めないことが多いです。
電子データだから中古で入手もできないしな。
そして、データなのに単行本と同じくらいの価格で売ってたりする。
地味に高いよね。
よく考えたら最初に端末も買わないといけないし、
実はお金がいちばんかかるかもしれない。

あとは、
電子書籍のサービスが終了したら今まで買った電子書籍はどうなるの?
という問題があります。
だいたいDRM(著作権保護)がかかっているので、
他のサービスに移し替えることが不可となると全く読めなくなる可能性があります。

オーディオブック

かしまさが最近使い始めたオーディオブック。
今回紹介した中では唯一、目ではなく耳を使います。
よって何時間読んでも(聴いても)目が疲れないし肩も凝らない
当たり前のことなんですが、結構ありがたい。
また、目を専有されないので歩いている間にも読書ができます。
かしまさの読書時間は通勤で電車に乗っている時間が主なのですが、
オーディオブックを使うことで、これまでは中断せざるをえなかった
乗り換えで駅の中を歩いている時間や、駅まで歩いている時間にも
本を楽しめるようになりました。
それで30分くらい読書に使える時間が増えています。

でも、朗読と黙読だと文章を追う速さって全然違うんですね。
よほどじっくり読む人でもない限り、同じ本を読むのにかかる時間は
オーディオブックの方が長くなります

プレーヤーで速度をいじれば速く読むこともできますが、
そうすること今度は文章が入ってきにくくなってしまったり。
文章を目で追う分には、
気になったフレーズのところで一旦立ち止まることもできますが、
音で聴いているとそんな暇も与えられず、淡々と進んでいってしまいます。

あと、登場人物の名前だとか固有名詞の字が分からない
これがかしまさの気づいた最大の問題ですね。
先にAmazonのブックレビューとかWikipediaのあらすじを見ていれば
音で聴いた登場人物の名前がどんな字なのかが分かりますが、
下調べなしで聴いていると全く分からないまま読み終わることになります。
最近オーディオブックで読んだ本を、読み終わった後で調べてみて
「あ、この字だったんだ」と思ったりしました。
言葉の響きと同じくらい、文学作品では
文字から受ける印象というのも大きいんだなと気づきます。

それと、作品に別の色が足される感じはあるよね。
というのも、その本を楽しんだ感想とは別に
ナレーションの人の声の印象も感想に組み込まれる気がする。
気にする人にはすごく気になるかもしれない。

金額的には1冊ごとに買うと単行本より高くつくものの、
サブスクで月に何冊も読むなら充分に元が取れるんじゃないかな。

まとめ

正直なところどれも一長一短ありますね。
ただ、「いつでもどこでも読書」が可能になるオーディオブックが
今はとても便利です。
気になった方は試してみてください。
最初の月は無料体験できるらしいですし。

それでは、かしまさでしたー。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?