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熟練マーケッターが語る、コア業務に集中して労働生産性をアップさせよう!

「へぇー、そうなんだ。で、今日のランチ何食べる?」

「日本の生産性が低いってニュースでやってたよ」と昼休みに仲良しの同僚と昼食を食べに行く途中、歩きながら話していたあの日、あの瞬間にも世界は早いスピードで変化し続けていました。でも、当時、マーケッター駆け出しだった私には日本の労働生産性より今日のランチメニューの方が断然興味がある内容でした。

縁あって数年前にアメリカに移住することになったのですが、心はいつもMade in Japan(笑)、今も日本の未来を信じきっています。そして、日本の労働力は回復できる!生産性だって上げることができる!と、遠く海の向こうの日本に向かって叫んでいます。

実際、今の日本の労働生産性って他と比べてどうなのよ?【2022年版】

日本生産性本部が発表した2021年の就業者 1 人当たり労働生産性の国際比較

日本生産性本部の「労働生産性の国際比較 2022」によると、労働生産性は以下の定義で計算されています。

2021年の日本の1人当たり労働生産性は、8万1510ドル(818万円/購買力平価(PPP)換算)で、1970年以降で最も低い29位になってしまいました。
レポートでは、2021 年に先進国の多くでコロナ禍と並行して経済の正常化が進んだのに対し、日本では各種の社会経済活動の制限・自粛が続いたので、それが影響している、と。

このレポート、読んでみると「順位の落ち込みが目立つ日本の一人負けの様相を呈している。」って、オイオイ、随分と厳しい評価じゃないですか!きっとこれも、「しっかりしろよ、ニッポン!」という愛のムチなのでしょう。(あぁ、そういえば昔、「負け犬の遠吠え」っていう本が流行りましたね。どんなに美人で仕事ができても、30代以上・未婚・子ナシは「女の負け犬」だそうで、多様性が求められる今となっては、時代錯誤な内容だけど、日本に置き換えてみたら、日本って素晴らしい国なのにITや技術開発に投資しなくなった頃から”負け犬”になりつつあったのかもしれない。いや、まだまだV字回復のチャンスはあるはずです!)

日本人の働きっぷりは職人気質で仕事が丁寧!更にサービス精神も旺盛で言うことなし!?


業務において、全ての匠になることは難しいです

「時間は世の中にいる皆んな、犬も猫も含めて全て皆んな1日24時間しかないんだよ。」
私は自分の親から「勉強しなさい」と言われた事はなかったけれど、そういえば時間の意味については良く聞かされたなー、とふと思い出しました。
この時間、社会人になれば必然的に仕事に使う時間が1日の中で圧倒的に多くを占めてきます。昔は「日本人は働き蜂で外国人はあまり働かないよ。」っていう話がありましたが、私が2021年まで外資IT企業(アメリカ)の日本オフィスで勤めていた時には完全に逆パターンになっていました。週末でも、時差でアメリカが夜遅くても、チャットレベルの”Yes or No”の回答位なら大体いつでも返事が返ってきました。実は、その一言の「Yes or No」の回答だけで、どれだけの業務効率が上がったことか!地球の反対側で働いている私の半日の仕事が一気に進み、海の向こうにあるアメリカのオフィスが営業開始する頃には準備が完了しているんです。もし、Goサインの回答がもらえなければ、「一旦保留→オーバーラップしている営業時間内に確認→作業開始」となる訳で、大変大きな時間のロスです。逆に、現地が寝ている間に、日本で作業を進めておけばその分の時間が短縮になる訳ですね。

時差って、業務の敵にも味方にもなってくれるものだと実感しました。

さて、仕事が丁寧で職人気質な働き方は素晴らしいのですが、全てを請け負う「何でも屋」になってしまい、そのプラスαの仕事にも全力投球してしまえば、当然、本来の業務に集中できずに生産性を下げていることも多々あります。

例えば・・・

  • IT管理者ではないのに、社内のシステム担当を兼任している

  • 顧客開拓、営業見積り、打ち合わせ・・・営業活動に集中したいのに広報・宣伝などマーケティングも担当している

  • 経理・総務・労務、とりあえずバックオフィス関係は全て担当している

  • 新しい人材の確保、リクルーティング、人事関連の兼務の業務比率が高すぎる

もう一度伝えさせてください。

「時間は世の中にいる皆んな、犬も猫も含めて全て皆んな1日24時間しかないんだよ。」

ある親の言葉 👨👩

2021年の日本の1人当たり労働生産性は、1970年以降で最も低い29位になってしまいました。

日本生産性本部

さて、生産性、どうやってあげましょうか?

アウトソーシングする際のメリットとデメリット

どうやら、全て丁寧に業務をこなしていったら時間はどれだけあっても足りなさそうです。では、自分の本業以外の部分はアウトソースしてはどうでしょうか?現在はクラウド型のプラットフォームを利用した、ITを活用できる分野は多岐に渡っています。

アウトソーシングのメリット

  • 自分の本業に集中できる←一番重要!

  • 「餅は餅屋」。専門的なスキルを社内で活用できる

  • 時間と作業量のバランスで経費節減が見込める(ITで言うところのTCO=Total Cost of Ownership)

  • 業務が明確になり組織が円滑に機能する

  • 社内DX(デジタルトランスフォーメーション)が一気に進む

アウトソーシングのデメリット

  • 立ち上げ段階では綿密な指示をする必要がある

  • 社内情報の開示をどこまでするのか、線引きが必要

  • マーケティング制作物などの成果物の帰属権が自社で持てないケースも

  • コストがかかる*社内運営でも当然、コストはかかりますが、バランスですね。

フリーランスで”ちょいアウトソーシング”

社内DXのアウトソーシングのプロジェクトとまではいかなくても、タスクベースで動けるマーケティングなどはアウトソーシングする最初の一歩としてフリーランスを活用する事ができる1つですね。
例えば、資料作成や新規顧客開拓などのクライアント獲得前の細かい作業がアウトソースされることによって、スモールビジネスの経営者や営業の方は本業に集中できる時間を一気に増やすことができます。

また、今は多くのプラットフォームがあって、より良いフリーランサーと出会えれば、人件費のコストが削減されるだけでなく、良質なサービスを得ることが可能です。その道の専門家が対応しますので、案件依頼から作業完了までの時間は兼務で行うよりずっと短縮できるはずです。

もし、思ったよりもプロジェクトの規模が大きくなっても、すぐに人員増加できるのもフリーランスプラットフォームを活用する良い点ですね。

では、どのようなフリーランスを見つけるプラットフォームが良いのでしょうか?

国内総合型プラットフォーム

自分達だけでは解決しきれない課題や問題、業務の悩みも、総合型のフリーランスプラットフォームを活用すれば自分達の悩みを解決してくれるフリーランサーに出会えるはずです。国内における最大級のプラットフォームは「ランサーズ」と「クラウドワークス」ですが、新しいプラットフォームも続々と出てきています。


また、もしフリーランスの見つけ方やマーケティングに関するお悩みがありましたら、できる限り問題解決に向けた協力をさせていただきますので、お気軽にご相談くださいね。

上手にフリーランスを活用して、自分のやるべき業務に作業集中できますように!そして、日本全体の労働生産性をアップさせましょう!


これからも、私の15年以上に及ぶマーケティング経験から、少しずつブログにしていきたいと思っています!


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