KASANE.TH

北海道札幌市を拠点に製作を行うハンドメイドの革製品ブランド。 「使うひとが愛着を持って…

KASANE.TH

北海道札幌市を拠点に製作を行うハンドメイドの革製品ブランド。 「使うひとが愛着を持って手元に置き、自分自身を重ねるような個性あるもの」をコンセプトに製作をしております。 https://kasane-th.com

最近の記事

「KASANE」というブランドネームに込めた想い

当ブランド「KASANE」は 「いつも共に時間を重ねていき、いつか自分の姿と重ねるようなものを」 というコンセプトを大きな主軸に置き、革製品の企画・制作・販売を行っております。 このコンセプトには「KASANEがお届けしたアイテムが、使っている方の近くで出来るだけ長く役に立ってほしい。そして、できれば愛着を持って頂けたら何より幸せ」という想いが隠されております。 KASANEが始まったのが2017年11月ということで、もう少しで4周年となります。そんな中で先日、以前キーケ

    • 小さな「嬉しい」を込めた新パッケージ

      KASANEでは商品をお送りするとき、オリジナルのパッケージに商品を入れて、それを各種配送用に梱包してお送りしています。 そのパッケージですが、以前まで機械箱タイプのデザインのものを使用していましたが、去年から一部の商品を除き、新たにデザインした新パッケージを導入しております。 それがこちら いわゆる封筒タイプのパッケージになっています。 機械箱タイプのものと並べてみると、封筒は機械箱の素材に近い風合いのものを使い、大きくイメージが変わらないよう全体的に似せていますが

      • 【革道具】刃ブレゼロのカッター「グランツ」がすごい

        今日も革道具のお話しをしていこうかと思いますが、今回は最近導入したカッターナイフ、その名も「グランツ・エクストリームカッター」について。 このカッター、他と何が違うかというと「刃ブレがない」ということ。 「刃ブレって何?」ということですが、試しに普段使っているカッターの刃を出して、適当な場所に刃を当てて揺らしてみてもらうとわかると思いますが、なんだか「カチカチ」と音がするかと思います。 それが「刃ブレ」です。 要はカッターの刃がしっかり固定されておらず、本体と刃が当た

        • 【革道具】買ってよかったハンドプレス

          今回も道具のおなはし。 ということで、前々回でもチラッと触れたハンドプレスについて。 ハンドプレスは主にバネホックやカシメなど金具の取付のほかに、ブランド名の刻印にも使用しています。 ハンドプレスは大きな本体に、駒(コマ)と呼ばれるアタッチメントを取り付けることで使用できます。 コマは取り付ける金具に合わせて取り替える必要があるので、バネホックのNo.5用のコマ、小カシメ用のコマ、という感じで金具に合わせて対応するコマを用意する必要があります。 特殊な金具などは対応し

        「KASANE」というブランドネームに込めた想い

          【革道具】接着剤のこれから

          今回は革製品を作るために必要不可欠な道具の一つ、接着剤についてお話ししようかと。 現在KASANEで使用している接着剤は大まかにサイビノールという木工用ボンドみたいな見た目の革用接着剤と、ホットメルト機という機械を使うものの2つになります。 サイビノールは革の片側に塗って乾く前に貼り合わせる、といういわゆるボンドのような使い方です。 ホットメルトは両面テープと同じような使い方が出来て、塗った部分は時間が経っても粘着力は落ちないので、広い面などの貼り合わせるまでに時間がか

          【革道具】接着剤のこれから

          革製品をつくる『道具』のおはなし

          革製品をつくるために本当にいろんな種類の道具を使いますが、個人的見解ですがそれらの道具はだいたい下記の2種類に分けられます。 ・必ず必要な道具 ・無くても作れなくはないけれど作業が捗る道具 必ず必要な道具は、例えば革を切るための革包丁もしくはカッターなどの裁断道具や、縫い穴を開けるキリ、縫い付けるための糸と針など。 これらはカッターか革包丁か、といった細かい選択の余地はあれど、用途別に必ず必要な道具になります。 次に作業が捗る道具だと、パッと出てくるのはコーナーカッ

          革製品をつくる『道具』のおはなし

          レザークラフトで必要な道具とおかね

          「レザークラフト、興味はあるけど始めるのにお金がたくさんかかりそう」 そういった声を個人的によく聞くので、実際に始めるにあたって必要なもの、どれくらい費用が必要か、そのあたりを少しお話ししようかと思います。 では、まず革製品を作る工程をざっくり説明すると ・切る ・叩く ・貼る ・縫う ・磨く 以上の5つの作業で構成されています。 ざっくりし過ぎなので、もう少し細かくすると 1 型紙に沿って革にガイドをつける 2 ガイドに沿って革を切る 3 パーツとパーツを貼り合わせ

          レザークラフトで必要な道具とおかね

          KASANEというブランド

          2017年11月にスタートさせたKASANEというブランド名で革製品の製作と販売を行っております。KASANEのコンセプトは「ともに同じ時間を重ね、いつか自分の姿と重ねるモノを提供したい」という思い。このコンセプトへの思いは、僕が会社員になって初めて買った革財布がきっかけになっています。 社会人成りたての春に研修で東京に何ヶ月か暮らしていたとき、銀座の革製品専門店の財布(普通の長財布や二つ折り財布は3・4万くらいして高くてどうしても手が出ず、悩んで選んだのが1万くらいの小型

          KASANEというブランド