【革道具】買ってよかったハンドプレス
今回も道具のおなはし。
ということで、前々回でもチラッと触れたハンドプレスについて。
ハンドプレスは主にバネホックやカシメなど金具の取付のほかに、ブランド名の刻印にも使用しています。
ハンドプレスは大きな本体に、駒(コマ)と呼ばれるアタッチメントを取り付けることで使用できます。
コマは取り付ける金具に合わせて取り替える必要があるので、バネホックのNo.5用のコマ、小カシメ用のコマ、という感じで金具に合わせて対応するコマを用意する必要があります。
特殊な金具などは対応したコマが無い場合もありますが、基本的なホック類やカシメの各サイズに対応したコマがそれぞれ存在します。
KASANEではバネホックとカシメの取付用のコマの他に、円盤型の平らなコマを使用してブランド名の刻印作業も行っております。
で、このハンドプレスとコマが結構イイ値段するんですよね。
買うお店にも寄りますがハンドプレス本体が大体19,000円くらいで、コマも安いもので3,000円、高いものだと10,000円するものもあります。
うわっ、と最初は思ってしまいましたが、実際導入してみると決して高い買い物ではなかったな、と思える道具です。
手作業で金具の取付をやっていたときは、いかに慣れていても失敗することは多々ありましたし、その度取り外すのにも時間がかかりましたし、金具のコストも少なくありませんでした。
そして、何より手作業で金具を取り付ける場合、ハンマーでかなり力を入れて叩きつけなければ取り付けられないので、音がかなり響くのです。
そのため夜の作業は難しく、昼間も神経を使いながらやっていました。
それが、ハンドプレスを使えば一瞬かつ正確に金具が取り付けられ、音も全くありません。まさにストレスフリー。
また、金具をしっかり取り付けられれば、商品の美観も良くなりますし、何より長く使っても外れないようになります。
そんな作業効率と商品クオリティを同時に上げることができるハンドプレス。
レザークラフトを初めてハマった方で、マンションにお住まいでなかなか大きな音が出せなかったり、なかなか上手く金具が取り付けられなくて苦戦している方にオススメです。
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