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革製品をつくる『道具』のおはなし

革製品をつくるために本当にいろんな種類の道具を使いますが、個人的見解ですがそれらの道具はだいたい下記の2種類に分けられます。

・必ず必要な道具

・無くても作れなくはないけれど作業が捗る道具

必ず必要な道具は、例えば革を切るための革包丁もしくはカッターなどの裁断道具や、縫い穴を開けるキリ、縫い付けるための糸と針など。

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これらはカッターか革包丁か、といった細かい選択の余地はあれど、用途別に必ず必要な道具になります。

次に作業が捗る道具だと、パッと出てくるのはコーナーカッターとかハンドプレス機とかでしょうか。

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コーナーカッターはカッターなどで角丸にセルフカットすれば必要ありませんが、あると失敗も少ないしキレイにできますし、ハンドプレスも同じく、打ち具とハンマーを使ってガンガンする時間や音(これが結構重要。騒音騒ぎに気をつけるのに神経使うのです)を少なくできます。

革用の道具って本当に多種多様で、昔からの定番の道具はもちろん、各メーカーさんやレザークラフトショップさんが日々、便利な道具を開発してくれています。

ただ、それらがつくる側全員に必ず便利な道具になるとは限らず、やっぱり作り方やデザインによって合う合わないがあり、使ってみないと使い勝手もわからないものです。

そのため、無数にある道具の中から私達つくる側は、色々試して、工夫して、組み合わせたりして、自分にジャストフィットする道具を選定していくんですね。

私もこれまで色々試してみて、だいぶスタメンが固まってきましたが、まだまだ「ここもうちょっと楽にならんかな」「これじゃキレイにしづらいな」という要望が出てきますので、新しい道具がリリースされれば試してみますし、今ある道具の使い方も改善・工夫してみたりしています。

ということで、最近使ったことがなかった道具を色々と新しく仕入れたので、それらの道具紹介とかも今後やっていこうと思います。

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